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買ったプリウスが「高価だから乗らない」という戦略はありえない!!

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買ったプリウスが「高価だから乗らない」という戦略はありえない!!
今では家に車が2台以上あるというのは一般的になってきました。
その場合、違う車に乗っていれば燃費は当然異なります。
いろんな乗り分け方がありますが、経済性をベースに考えると
長距離乗る方が燃費のいい車に乗るというのが至極当然の乗り分け方に
なります。
この場合、「プリウスは買うときに少々高くついたからできるだけ乗らないようにしよう」
という戦略はありえないはずです。
なにが言いたいかと言うと、このありえない戦略が自然エネルギーの世界では
普通に行われているということです。
未だに原発のことをベースロード電源と言う言い方をすることが多いですが、
完成してしまった自然エネルギーはプリウスをはるかに上回る存在なわけです。
低燃費どころかお金を払わなくてもエネルギーを生み出してくれる魔法のような
夢の装置なわけです。(出来るまでの費用はここでは考えないでおきます。)
海外にお金を払わなくても良いし、CO2も排出しないし、将来輸入に困る不安もない・・・
そんなエネルギーが日本では「最後に乗る車」として扱われているのです。
今の日本ではほとんどの原発が止まっているので価格が安い順に
石炭⇒ガス⇒石油という順に、発電所を動かしています。
要するに石炭はほぼずっと発電していて、石油は使用量が多い時にしか稼働していないと
いうことです。
そして太陽光や風力はそのおまけ・・・
みたいな感じです。
しかし・・・
上記の理屈から考えると
自然エネルギー⇒石炭⇒ガス⇒石油
となるのが当たり前なわけです。
現にスペインがこの分野では最も進んでいるようですが、天気予報を
明日以降の火力発電所の稼働状況にリンクさせる予測技術、マッチング技術が
非常に進んでいるとのこと・・・。
最後に使おうとするから「余る」とかいう現象が起こるわけであって
でもって余るから「蓄電池」という発想になっています。
蓄電池メーカーからすると非常においしい話ですが、
世界的に見て、このような馬鹿げたことが行われているのは日本が突出しているようです。
諸外国では「如何に蓄電池を使わなくてもいいような制御をするか」
が最優先課題になっているわけです。
蓄電池にお金をかけるくらいなら、その分1kwh分でも太陽光や風力を作った方が
電気を産んでくれます。蓄電池は負荷平準化こそできても電気を生む装置ではないのですから・・・

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