グーグル創業者が20年後、太陽光発電が石油石炭より経済的になると予測しています。
以前ちらっと紹介しましたが、昨日の広島駅10時間滞在で「人工知能
人類最悪にして最後の発明」を読み切ることができました。400ページ近く
内容もそれなりに高度でしたが、強烈に読み応えがありました。
私がここ10年のベスト5冊に入ると以前紹介した
レイ・カーツワイルの「ポスト・ヒューマン誕生」
の対局の内容が書かれている本です。
ポスト・ヒューマン誕生では2045年にシンギュラリティ
(技術的特異点)が到来し、すべての人間の知性を足したものよりも
人口知能の方が上回る時代が来ることを予見した超絶内容の本でした。
この本が人工知能のプラスの側面ばかりに焦点を当てた本だとすると
今回読んだ本は人工知能が招く破滅的な側面に焦点をあてた内容となっています。
端的にいうならば、映画ターミネーターのスカイネットのような世界を
想像していただけると分かりやすいと思います。
この本のまとめはまた次回書くとして、表題のようなことが書かれていたので
紹介したいと思います。
グーグル創業者のラリー・ペイジと上記の現在、そのグーグル社員となっている
レイ・カーツワイルがこのように対談しています。
ナノテクノロジーによっていまから20年で太陽光エネルギーが石油や石炭
よりも経済的になるという。それによって世界中のエネルギー需要を100%
まかなえるそうだ。現在、太陽エネルギーは世界シェアの0.5%しか賄って
いないが、2人は、その割合は過去20年と同じく2年毎に2倍になっていくと
結論づけた。だとすると、2年後には太陽光エネルギーは世界エネルギー需要の
1%を、4年後には2%をまかなうことができ、さらに、16年後には2倍の増加が
8回繰り返されて、世界のエネルギー需要の128%(0.5×2の8乗)
に達することになる。20年後までの人口とエネルギー需要の増加を考慮しても、太陽エネルギーでまかなって余りあるはずだ。カーツワイルとペイジいわく、だから地球
温暖化問題は解決されるだろう
以上でした。
正直これが、この二人以外の人による発言なら「馬鹿じゃないのか?」
となるところですが、
この二人、世界を代表する超知性の持ち主です。
日本のメディア、御用学者、政治家でこの二人の知性を
超える方はおそらく存在しないと思います。
実際ここまでなるかどうかは私にも分かりません。しかし、世界での
太陽光を含む自然エネルギーの発展度合い、期待、実績は日本の
メディアの論調とは大きく大きく異なることは感じ取っていただけるのでは
ないかと思うのです。
読まれた皆さん、どうお感じになったでしょうか?