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消費者がちゃんとした家を作る業者を探すのは難しいのかもしれません。

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これから国の省エネ基準が変わっていくにあたり、国の方でも全国的に
きちんとした断熱設計、施工の知識を教育するリーダーを養成していって
います。
そのリーダー講習に呼ばれて行ってきたのですが、暗い気持ちになってしまいました。
各県を代表して、又各団体から推薦されてきたはずの方ばかりなのに基本的な
知識すらない方が多すぎるのです。
講習の内容は極基本的かつ、わかりやすく、偏りもない見事なものでしたが
講習中に
「在来でこんな丁寧な施工は無理やな!」
「要するに在来で高断熱住宅は無理やっちゅうこっちゃ」
みたいな声が聞かれる始末・・・。
単純に自分たちに知識と経験がないだけなのを一瞬で誤った決めつけを
していました。
最後には試験がありましたが、資料を見ながら解いてもいい割に
かなり簡単な内容でした。
例えば蓄熱暖房機は省エネかどうかを問うようなものや
断熱材の熱伝導率と厚さを考慮して熱抵抗値の大小を問うといった
省エネ建築診断士では絶対に出ないような初歩的なレベルの問題です。
その場で答え合わせがあったのですが、
蓄暖は省エネではないという回答が告げられると
かなりのブーイングが起こる始末・・・
「蓄熱してるから省エネやろ~」的な発言も・・
熱抵抗値に関しては2つの値を用いて計算しなければ大小の比較が
できないことがわかっていない方も多数いらっしゃり
「なんで間違ってんねん・・」とさも講師が間違っているかのような
言い分をする方も・・・・
これが県を代表するリーダーの講習かと思うと情けなくならざるを
得ませんでした。
また、この方たちが誤った思い込みで誤った知識をより下の人に教える
かと思うとさらに恐ろしく思いました。
ほとんどの住宅メーカーの断熱性も十分に低いですが、この暴言を吐いている
方たちが建てる住宅よりは数段マシだと思われます。
中学生くらいの数学の知識がある方が、南さんや、野池さんの本を
素直な心で1冊だけでも読めば、そのかたの方が変な思い込みが染み付いた
実務者よりもはるかに正しい知識の持ち主といえます。
やはり、この国で全ての住宅に最低限の断熱性能をもたせようとするなら
最低基準を作り、確認検査機関でチェックする仕組みをつくるしかないのかと
思わされた次第でした。

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