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日本初!!住宅メーカーの客観的省エネ性能と暖かさが分かるサイト

ついにですが、パッシブハウスジャパンから日本で初めて
大手住宅メーカー及び、地方大手建売会社等で断熱仕様を入手することが
できた会社の省エネ性能(一次エネルギー)と暖かさ(暖房負荷)を計算し
比較したものを表にしました。それが下記のサイトです。
http://tatemono-nenpi.com/map/
今までの住宅業界では「〇〇工法だから当社は省エネです」
「外断熱だから暖かいです」
「太陽光が標準だからエコです」
といった曖昧なトークでしか性能が語られませんでした。
自動車業界でいうなら
「マニュアルだから低燃費です」
「ターボがついているから早いです」
と言いながら、テンモード燃費もサーキットのラップタイムも測定してないのと
同じ事でした。
その結果、真に暖かいかどうか?省エネかどうか?
よりも
カタログが省エネっぽいかどうか?
営業マントークが本当に暖かそうに聞こえるかどうか?
で判断するしかないというお粗末な状況がこの国の住宅業界でした。
車の10倍は効果で、最低でも3倍以上長期間使い続けるものであるにも関わらずです・・・。
それもそのはずです。
当の業界関係者ですら、自社の建物の一次エネルギー、暖房負荷の値を知らないのは
もちろんのこと、計算できること、計算するツールがあることを知らなかったわけですから。
その結果、この業界で起こっていたことは
・消費者が性能を元にした適切な判断による買い物ができない。
・きちんと性能が出るものが作っていても価格が正当に評価されないので
安物に軍配が上がる傾向につながる。
・寒い家が多く、健康悪化とエネルギー浪費につながる
・省エネにならない
という最悪の悪循環が続いてきました。
この悪循環を打ち切るべくできたのが今回の
建もの健康×省エネマップです。
暖かさの指標は暖房負荷で表されますが、暖かいかどうかということは
単にそれだけのことではなく、健康に直結することが最近の研究で
明らかになっています。
省エネといえば、我慢というのが一般的になりつつありますが、暖房負荷の
小さな家を作れば、今まで以上に暖かくても今まで以上に省エネな住宅を
作ることが可能となります。
今回の比較では各メーカーの標準仕様を国がよくモデルに使っている120.07㎡
の住宅に落としこんで計算を行いました。ですから仕様のみの比較です。
今後は実際に設計した物件のデータを集めることで、方位や立地、設計等によって大きく
結果が変わることも見えるようにしていく予定です。
まずは、住宅メーカーの営業担当者がこのグラフを目にする機会をつくり、いい加減な
営業トークで性能が決まるという悪しき慣例を辞めてもらいたいと思います。
そして、車の燃費競争の如く正当な性能競争の世界に移行して欲しいと思っています。
しかし、今回のデータ収集には苦労しました・・・。
各社非常に狡猾なところがあるからです
自社の断熱性能をホームページで誇っておきながら
壁、屋根、外壁の断熱材の種類や厚さ、熱交換換気の有無
サッシの断熱仕様など肝心なところになると無記入の会社がほとんどだからです。
そんな状況でなんとか集めて作った表です。各社よほど公正に性能比較されるのが嫌だった
んだろうと思わずにはいられませんでした。
私の思いつきで始まったプロジェクトですがこのグラフが一人でも多くの実務者、消費者の
目に触れ、また一軒でも多くの実物件が掲載されることで、この国の住宅業界に正当な
性能比較の流れを作って行きたいと思っています。

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