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冷暖房能力が違ってもエアコンの大きさが同じ理由

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不思議なもので家庭用エアコンは外見は全く同じなのに
冷暖房能力も価格も大きく異なります。
一体なにが違うんでしょうか?
これを理解するにはエアコンの仕組みをある程度知っておかなければなりません。
まずエアコンは冷凍サイクルという原理でできています。
(本来はヒートポンプサイクルという方がしっくりくると思います。)
これは4つの状態変化のサイクルです。
凝縮(コンデンサー、室外機)(熱交換器の凝縮役)

膨張(エクスパンションバルブ、キャピラリーチューブ、室外機)

蒸発(エバポレーター、室内機)(熱交換器の蒸発役)

圧縮(コンプレッサー、室内機)
この4つのサイクルを冷媒と呼ばれる液体兼気体がぐるぐる回っています。
(昔はフロンでしたが代替フロンに変わりさらに現在ではアンモニア、CO2
プロパン等に変わってきている)
これらがそれぞれ室外機と室内機に入っているわけですが
まず、サイズによって室内機や室外機の箱を変えるのはコストが
かかるので同じ外観となっているようです。
ただ、室内機がメーカーを問わずほぼ同じ大きさになっているのに対し
室外機は小機種、と中大機種で大きさがわずかに異なるメーカーが多いようです。
(高さ、幅とも2~3cmといったわずかな差)
ではここからが本題、何が違うのか?
以下に挙げてみます。
・ファンの風量
・室内の熱交換器であるエバポレーター(蒸発器)の正面から見た面積は同じでも
段数を多くしている
・キャピラリーチューブの能力の差
・コンプレッサーの効率や容積
・コンデンサーの能力
こういった外からは見えないところが違うようです。
分かったような分からないような感じかと思いますが、
私からすると、これらの項目が少しづつ違うだけで能力によって
そんなに価格が違うものなのか?と疑問に思うところです。
もともとあらゆる建材の中でエアコンの値段が一番分かりにくい
と思っていました。
なんせ、定価の2割とかで流通していることもある世界です。
仕組みも複雑なら価格体系、適切な能力選定も複雑なエアコンという
ブラックボックスの説明でした。

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