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雨漏れ、熱漏れ、金(かね)漏れ

昨日のブログは反響が大きかったので、引き続き住宅メーカーがらみのお話です。
住宅業界には瑕疵担保責任というのがあります。
瑕疵というのは「当然あるべき性能」のことでこれを当初10年間は
無償で治す義務を追っているということです。
この瑕疵に該当するのが、大きく分けると雨漏りと構造の欠陥です。
これがあることから、住宅メーカーはこの2つに関しては各メーカーかなり
力を入れていると思います。
しかし・・・、その反面全くといっていいほど進んでいないのが断熱です。
特に鉄骨系のメーカーの断熱はひどく、外からサーモグラフィーで写真を
撮ったら、鉄骨部分から強烈に熱が漏っているのですぐに分かります。
もっとひどい場合、北側外壁の痛み具合で、鉄骨部分だけが違う色に
なっているので目視でもわかる場合があるくらいです。
一般の人にとってはあまり意識がないと思いますが、雨が漏っても
すぐに修繕し、構造等が傷んでいなければお金が減ることはありません。
また、構造は生涯に自分の地域で一度くるかこないかの巨大地震でも
来ない限り、お金の差となって現れることはありません。
(しかし、その時のことも考えて、当社では最高等級にしていますが)
しかし、断熱が弱いということはいくらでも熱が漏れるということであり、
これはイコールその熱を作るのに必要なお金が漏れていることとイコール
なわけです。
夏は熱が漏れるのではなく、日射遮蔽が下手な家の場合、必要以上に
外の熱が中に漏れて入ってくるわけです。その結果、強めに冷房を
働かせる必要が生じ、結局これもお金が漏れることにつながります。
雨漏りや構造の欠陥による被害はそれが起こったときにはっきりと
目指できます。またそういった写真や動画が、ネット、テレビ、もしくは
現実でも目にすることが多いので一般の人のイメージにも強く焼き付いています。
その上、業者もこれらの不具合が起こると逃げにくいという事実もあります。
しかし、お金だけならいざしらず、本当に断熱性が悪い家では命まで
落とします。実際家の断熱性の不足で亡くなられている方は年間14000人と
いう推計があるくらいですから・・・。
にも関わらず、国には最低基準がありませんし、全ての業者が良識に則って
こういうことにはなりませんでした。見えるところや、業者の責任が問われやすい
ところだけが過剰なまでに強化し、その反対である断熱のような分野は抜かれる
ことが多い・・・。
日本車とドイツ車の違いにも似ているような気がします。

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