2016/12/8
関西電力姫路第二発電所を見学した感想
今日、関西電力さんに誘われたので関西電力の中で最も大きいと
言われる火力発電所を見学させてもらいました。
最新型のガスコンバインドサイクル発電機を6台も所有している
おそらく日本でも最大級の火力発電所ではなかろうかと思います。
※これ1機で約50万kWなので2機で原発1基分、6機だと原発3基分に相当します。
今日も写真のようなLNGタンカーが横付けされていました。幅45m長さ300mととてつもなくでかい船体に4つのタンクが設置されています。これ1隻でLNG6万t運んで来れるそうそうです。そしてこれを陸上タンクに移動するだけで3日かかるということでした。
今日見たのはオーストラリアから約1週間かけて運んできたそうですが、その金額を聞いてびっくり・・・なんと中身の燃料費だけで約40億円だそうです!!
これだけの量がどれだけ持つのか??
これが年間約70~80回運ばれてくるそうです。ということは平均的に5日で40億も海外に支払っていることになります!!
年間だとこの発電所だけで約3000億円です・・・
目の前でそれを確認するとものすごい実感がありました。まさに目の前で5日ごとに40億が消え去っているのをまざまざと痛感させられました。それと同時に「そら、オーストラリア、中東、ロシアみたいな資源国は楽で儲かるわな・・・」とも思いました。
しかもたくさんの日本人が長時間労働と過剰サービスの結果でやっと稼いだ利益が最終的には
・燃費の悪い車
・スカスカの住宅、及び、ビル
・低効率な温水器、照明器具、その他モーター、ポンプ類
のようなまるでザルに水をそそぐかのようなことのために消費されています。
国の指導者層がまともで計算もできる人たちであったなら即効でドイツのように高断熱化、高効率化、自然エネルギー化をすすめるのは至極当然のことだということを脳みそでは分かっていたものの、腹の底から腑に落ちた感がありました。