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進学塾にも行かず私学にも行かなくても地頭が良い友人たちの共通点

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進学塾にも行かず私学にも行かなくても地頭が良い友人たちの共通点
今日は昼前から大阪にて打合せ、昼からは土山N邸の上棟式でした。
当社の兵庫県内では過去最高レベルの断熱性能を誇る住宅なので
今から完成が楽しみです。
週末に先月引き渡した高校時代の友人宅を1ヶ月点検で訪ねました。
私は高校三年間理数コースといってクラス替えのないクラスだったので
3年間ずっと同じメンバーで固定されていました。
当時から思っていましたが、今思い出してもあのクラスの上位陣は
本当に秀才ばかりが集まっていました。(私は当然入っていませんが)
皆、加古川という片田舎の出身で、親もたいして裕福であるわけでもなく
進学塾に行くわけでもなく、子供時代は好きなだけ遊んできたような
やつらばかりでした。
しかしながら、クラスの約半分が現役で東大、京大、阪大及び国公立の
医学部に行くという結果でした。しかも、彼らは高校時代塾ひとついかない。
そして母校には高3の1学期に行われる体育祭が終わるまでは皆勉強らしい勉強は
しないという伝統がありました。(その代わり、体育祭が終わった瞬間から全員が
受験モードに切り替わりますが、そこからも皆基本的に個人の努力の世界です)
その中でもトップクラスの奴らに共通することを高校時代にも気づいていましたが
M君と話している中で改めて思い出しました。
それは最低でも中学卒業まで(全国模試でも10位以内に入るT君)にいたっては
高校卒業まで公文式の数学を続けているということでした。彼らは他には特に何を
しているという感じは見受けられませんでした。また、私学のように親がやたら
天才的で遺伝的な才能であろう奴もほぼいませんでした。彼らの親からすれば、ほとんど
お金をかけずに最大限の結果を出してくれているので非常に幸運だったのではないかと
思います。
しかしながら、彼らの処理能力というのは凄まじいものがありました。
私が見開き1ページかかるような数学の問題を、たった2行で説いてしまうような
奴すらいました。私なんぞは方程式を順を追ってしか解けないのでどうしても段数が
かさんでしまうところを、彼はプラスマイナスひとつ間違えることなく頭の中ですべて
処理した上で、2行で処理してしまっていたのです。
私は公文式をやっていなかったのですが、当然どんなものかは知っています。計算ドリルの
ようなものを延々と繰り返すというものです。しかし、どんな名の通る進学塾に通っている
奴よりも、小学校の頃から莫大な量の計算を実際に解いてきた奴らの処理能力というのは
桁が違いました。
あまりにも、知能の差を感じるためいつも羨ましく思ったものです。
もちろん、処理能力が高いこと、難問が解けることが社会的に成功するといったよう
なものではありません。それでも、学生時代には本当に羨ましく感じたものです。
ということで、M君も1年生の息子さんに公文式をせっせとやらせていました。
今のインドも数学が強いということで、インド工科大学にはグーグルやフェイスブックといった
天才を求める企業から東大を素通りして人材を求めて行っているとのこと・・・。
そんなインドも2桁×2桁の掛け算を暗記しているというようなお国柄・・・。
いくら計算機(パソコン)全盛の時代とはいえコツコツと積み重ねる若い時の訓練と
いうのは人間の能力向上に必要なのかもしれません。
もし、小さいお子さんが居らっしゃる方であれば参考になればと思います。

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