1. HOME
  2. ブログ
  3. 「異文化理解力」は世界と日本の両方を知るのに最適の本でした。

「異文化理解力」は世界と日本の両方を知るのに最適の本でした。

Facebook にシェア
Pocket

「異文化理解力」は世界と日本の両方を知るのに最適の本でした。
http://www.amazon.co.jp/%E7%95%B0%E6%96%87%E5%8C%96%E7%90%86%E8%A7%A3%E5%8A%9B-%E2%80%95-%E7%9B%B8%E6%89%8B%E3%81%A8%E8%87%AA%E5%88%86%E3%81%AE%E7%9C%9F%E6%84%8F%E3%81%8C%E3%82%8F%E3%81%8B%E3%82%8B-%E3%83%93%E3%82%B8%E3%83%8D%E3%82%B9%E3%83%91%E3%83%BC%E3%82%BD%E3%83%B3%E5%BF%85%E9%A0%88%E3%81%AE%E6%95%99%E9%A4%8A-%E3%82%A8%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%A1%E3%82%A4%E3%83%A4%E3%83%BC-ebook/dp/B013WB5BJS
この本はグローバル企業の中で生じる文化的差異から生じる軋轢を統計的に分析し、9つの分野にわけて世界各国の人々の平均的特徴をあぶりだしています。それらは絶対的に良い、悪いというものではなく、その国が持つ個性であり、特徴です。
この本を予め読んでおけば、グローバル企業に勤めていなくても、海外の友人とのいざこざは確実に減ると思います。と言いますかここまでよく出来ているのであれば、世界各国の義務教育で教えれば、世界と自国の両方を理解するツールになると思います。そしてこれを知っておけば、世界中の無用な争いも減るだろうな・・・そんなふうに思える本でした。
大きく分けるとこの本では
コミュニケーションの方法
評価のしかた
説得のしかた
平等主義か階層主義か
合意志向かトップダウンか
仕事ベースか人間関係ベースか
意見をはっきり言うか、対立を避けようとするか
時間に正確かルーズか
という8個の項目に分けて世界各国を分類しています。
すべての国を入れると多すぎるので世界の大国を代表して
アメリカ、中国、日本、ドイツの4カ国を各項目で並べてみます。
●コミュニケーションの方法
これはコミュニケーションが日本語のように含みがあって行間で伝えるような傾向か
逆に直接的にダイレクトに伝えるかどうか
ダイレクトな方から順に
アメリカ>ドイツ>中国>日本
(アメリカ、ドイツは左側と中国、日本は右側)
●評価のしかた
単刀直入に評価するか、柔らかくやんわりと評価するか
単刀直入なほうから
ドイツ>アメリカ>中国>日本
(ドイツは左側、アメリカは真ん中、中国と日本は右側)
●説得のしかた
各状況の奥に潜む原理に価値が置かれる方が左
各人が発言したものに説得力を持たせる概念を加える方法が右
ドイツ>アメリカ
(日本、中国は評価なし。ドイツは左側、アメリカは右側)
●平等主義か階層主義か
平等主義:上司と部下はフラット(左側)
階層主義:上下関係がある(右側)
アメリカ>ドイツ>中国>日本
(アメリカが真ん中よりちょっと左、ドイツがちょうど中間)
●合意志向かトップダウンか
合意志向:決断は全員の合意の上グループでなされる(左側)
トップダウン志向:決断は個人でなされる(たいていは上司)(右側)
日本>ドイツ>アメリカ>中国
●仕事ベースか人間関係ベースか
仕事ベース:信頼はビジネスに関連した活動によってつくられる(左側)
関係ベース:食事やお酒など人間関係が基本(右側)
アメリカ>ドイツ>日本>中国
●意見をはっきり言うか(左側)、対立を避けようとするか(右側)
ドイツ>アメリカ>中国>日本
●時間に正確(左)か柔軟(右)か
ドイツ>日本>アメリカ>中国
(中国だけが右側)
以上まとめるとこんな感じです。
だいたいひとつの項目に20カ国くらい記述されているのですが、興味深いのは「仕事ベースか人間関係ベースか」という項目を除くすべての項目において日本は両極のどちらかにいるということです。これほど極端な特徴を持つ国はアメリカや中国のように「超個性的」と私が思っていた国でも持ち得ない特徴でした。いかに日本人が極端な特性をたくさん持ち合わせているのかということがよく分かりました。
また、欧米とアジアみたいな分類だけでもひとくくりにできないことも分かりました。
例えば「合意志向かトップダウンか」の項目では日本と中国が両極に位置します。
意外だったのが、極端な国と思っていたアメリカが意外と真ん中に位置する項目が多かったということでした。極端な多民族国家であるがゆえに真ん中に位置するようになったように思われました。

関連記事

著書紹介

過去の記事