最近LNGやエネルギーのことを調べているうちにふと
そんなふうに思いました。
火力発電は石炭、石油、LNGに関わらず水を水蒸気に変えるときに
発生する「風」もしくは「気圧差」で「風車」(タービン)を回しています。
これは原子力発電、地熱発電でも同じです。
自然の風は気圧差によって起こりますが、これを人工的に起こしていると
いえます。言い換えれば地熱発電以外は人工風力発電とも言えるかもしれません。
ちなみに、今現在の最高効率はLNGコンバインドの47%くらいです。
水力発電に関してですが、これは水という液体で水車を回すことで発電しています。
水か空気かだけの違いだけで、流体の流れを回転エネルギーに変換するという意味では
全く同じ原理です。
今現在、上記の方式による発電が99%くらいです。
全く異なる方式の代表格は言うまでもなく太陽光発電です。
現在最高のもので変換効率22%位だと思います。
意外に思われるかもしれませんが最初に太陽光発電の元になる原理を
発見したのはアインシュタインだそうです。
原子力を発見したのも彼ですが、いやはやホントに驚くべき天才です。
次に家庭用として注目されているのが燃料電池です。すでに普及がはじまり
つつありますが、これは水素と酸素が化合するときに発生する電気エネルギーを
取り出すもので、効率は90%以上のものもあります。
高校時代の恩師が20年前に「君たちの時代は燃料電池の時代だ」と
言っていたことをはっきりと覚えています。
あと、波力発電というのもありますが、まったくもって普及の気配が見えません。
そう考えると、既存の方式の地道な改善こそなされてきましたが、画期的に
新しい発電方法というのはかなり長い間見つかっていないように思います。