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もう少し安くなれば卒FITにエコワンの組合わせは最適

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前々からエコキュートとエコジョーズのハイブリッド給湯器であるエコワンには注目はしていました。国のウェブプログラムにおいても一次エネルギー使用量はもっとも少なくなります。

ただし、爆発的に普及しているエコキュートに比べると実質的なイニシャルコストが倍くらいかかる。しかもランニングコストはエコキュートより高い事が多い。。要するに最も省エネだけれど、最も経済的ではないという矛盾を抱えていることになります。この点はメーカー側も理解していてランニングコストの比較表にエコキュートは掲載していません。掲載すると負けることがわかっているからです。。。

エコキュートは相変わらず費用対効果にもっとも優れた給湯器ですが、太陽光発電の余剰電力利用モードを使えば、当初10年の高額買取期間が終わった人にとっては(いわゆる卒FIT)蓄電池がわりとなりさらに有効となります。ただ、もっとも余剰電力を活用できるメーカーでも昼間の余剰電力活用時間は4時間までと限定付きです。裏情報になりますが、どうやらこれ以上余剰電力を活用されると電力会社の電気販売量が著しく減ってしまうからという理由によるメーカーとの暗躍協定が結ばれている模様です。

同様の事例はガス給湯器における太陽熱温水器のパターンでも見られます。太陽熱温水器の効率を一定以上あげないように給湯器会社がガス会社に配慮(忖度)していると聞いたことがあります。。

いずれにしても化石エネルギーを輸入しまくっている日本において非常に残念な話です。

そんな中でエコワンにおいては余剰電力利用に関する制限がないようです。これだけでも素晴らしいことです。また四国エリアにおいては非常に安い金額(エコキュートとトータルコスト比較に耐えうるレベル)で購入している工務店さんもあるようです。

台数が売れないと安くならない。売れると安くなる。鶏が先か卵が先かと言う話になりますが。エコワンはもっともっと売れていい。もっと言うと売れるべき給湯器だと思います。しかしながら、電力業界もガス業界も当然のごとくまじめに売ろうとしない。。。だから優れた設備なのに一向に売れる気配がない。。。大嫌いな補助金制度ではありますが、こういう業界モチベーションが働かないけれど素晴らしい設備にこそ補助金制度を使って底上げしてほしいものです。

参考までにですが、余剰電力の有効利用に関してリンナイさんがビジュアル的に非常にわかりやすい新サイトを解説してくださっています。

https://rinnai.jp/ecoone/#cost

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