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エアコンの電気代は高いと思われている理由を考えてみた

昨日もそうでしたが、我々のような省エネを検討している人以外は
未だに「エアコンの電気代は高い」と思われていると思います。
別にこれが珍しいわけではなく、おそらく大半の一般の方がそういう
イメージもしくは思い込みを持っているように思います。
昨日の方に関しては「エアコンは高いと思っていたので
オイルヒーターとホットカーペットを使うように心がけていました」
と節電とは真逆の努力をされていました。
これですら、特別珍しいことではないように思います。
ではなぜこのようなイメージが定着したのか?
いくつか理由を考えてみました。
まず最初に、人は一度もったイメージはずっとそのまま持ち続けるという習性があります。
そして、昔は下記のグラフの如くCOPは今に比べるとはるかに悪かったのも事実です。
エアコンの電気代は高いと思われている理由を考えてみた
この表は2004年までの表なので5くらいで収まってますが、今の最新機種であれば
7まで来ています。実際のCOPはカタログ値の7割くらいということが多いですが
COPが1.5くらいのときは電気ストーブと実質COPは変わらなかったことになります。
しかも、今でもそうですが、当時は断熱性が高い住宅というのはほぼ存在せず、
同じ熱量が取れていても室内の空気を暖めるエアコンでは暖かい実感を得ることは
できず、その結果かなり高温設定にすることとなっていたのではないか?
そうすると電気ストーブなんかよりはるかに高くついていたことが想像できます。
今でもこれは言えると思います。私の実感ですがQ値が4.2を上回る、要するに
旧省エネ基準にも満たないような家ではエアコンだけで暖かい感じを得ることは
ほぼ無理ではないかと思います。上下温度差も大きいですし、窓からの冷輻射
も大きい。床も冷え切っている。この状態で体感温度20℃を得ようとすると
室温は30℃近くまで持っていかなければならない・・・。こうなれば今のエアコンの
COPでも十分に相殺されてしまう可能性がありますし、エアコン単体では暖かさの
実感もわかないはずです。
それは多数の一般人が体感しているからこそ、低性能な家では局部的に輻射環境を
改善するホットカーペット、電気ストーブ、こたつ、オイルヒーターなどが併用されている
んだと思います。そういう意味では低性能住宅を作っている人よりも自ら改善策を見出している
一般の方の方が智恵があるともいえます。と同時に、いかに日本の住宅の大半が低性能
であるかがわかる例でもあります。
床暖房が頂上のようにもてはやされるのも、断熱が弱いから床暖房がないと快適に過ごせない
こととイコールで自ら「当社の家は性能が低いですよ!」と謳っているのと等しいわけです。
逆の見方をすると、冷暖房、除湿まで最高の効率でこなせる割に価格も安いエアコンという
日本が誇る素晴らしい機器を生かせるようにするためには次世代省エネ以上の家であるべきで
ある。ともいえます。
そこで最終的にいえるアドバイスは、マンションの中間階、中部屋に住んでいる方。
ここ10年以内の大手住宅メーカーの家に住んでいる方、工務店で建てている方の中で
次世代省エネ基準というのを売りにしていた所で建てた方などはエアコンだけに頼るように
したほうが光熱費は削減できると思います。初めて知ったという方はぜひ実行してみて下さい。
最後に別件ですが、建もの燃費ナビの勉強会が新建ハウジングの最新号の表紙で大々的に
紹介されました。今後全国各地で同様の説明会及びサークルを広げていく予定です。乞うご期待!

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