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電気自動車VS燃料電池自動車

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昨日「リーフVSミライ」の対決記事を紹介しました。全然比較になっていなかったので、水素の製造時のエネルギーから比較できる資料がないかと探していたら見つかりました。
http://hydrogen-navi.jp/significance/outline.html
この資料の元は財団法人日本自動車研究所なのでそれなりに公平なものではないかと思われます。
この結果は昨日のリンク先のように電気自動車のほうが2倍も優れるわけではなさそうですが、電気、水素とも化石燃料から作られている現在において、燃料電池自動車のほうがほぼ1.4倍CO2を排出するという結果になっています。
また、将来水素が太陽光発電の電気で電気分解、電気自動車も太陽光から発電するとなった場合においては1.4倍ではなく14倍も電気自動車のほうが有利という結果になっています。
しかも現時点では電気自動車のほうが圧倒的に安いです。
現時点で燃料電池自動車が電気自動車より優れる点は走行距離
だけのようです。
今から徐々に電池のコストは下がっていくと思われます。
また重量も軽くなっていくことでしょう。そうなっていくと
重さと走行距離の問題は解消されます。
今よりずっと自然エネルギーが増えたときの緩衝装置にもなりますし、これから起こる可能性が高い大震災があった際のバックアップ電源としても有効に機能します。
現行プリウスではその意味も込めてコンセントが標準装備されています。ほとんど売れない機種であれば社会的効果も小さいですが、現行プリウスは今年以降数年最も売れる車になるでしょう。
話がプリウスに脱線しましたが、1年以内に新型プリウスのプラグインハイブリッドが発売される予定のようです。
http://car.kurumagt.com/2016-zvw45.html
しかも、普通のプリウスよりもデザインも良くなりそうです。
今回の表ではプラグインハイブリッドと電気自動車のCO2排出量が全く同じになっています。これだったら、走行距離も長く価格も比較的こなれてきたプラグインハイブリッドが、現時点では間違いなくベストな選択といえそうです。しかも、この表、数年前に作られたもののようなので、次期型のプリウスプラグインハイブリッドの強烈な燃費は想定していないと思われます。次期型をこの表に入れると、電気自動車のCO2排出量を上回るのではないかと個人的には考えています(電気自動車の場合、急速に燃費が改善することは考えにくいため)
前から何度か書いていますが、この20年がハイブリッド普及の20年だったとすれば、少なくともここからの10年程度はプラグインハイブリッドの時代になるとにらんでいます。

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