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南雄三さん対談、千利休、10年ぶりの偶然

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昨日はブログでも報告したとおり、エコ村に南雄三さんとそのお仲間10名ほどが
主に新潟を中心に10名ほど来られました。そして私が設計した工事中の物件と
完成後の物件を見て頂きました。
そのあとはエコ村内の施設にて対談させていただきました。
さすがに南雄三さんはこの国の省エネ住宅の先頭を間違いなく引っ張ってきた
第一人者であるだけに、その知識量、そして省エネ、断熱業界における人脈等
ものすごいものがあります。しかしながら、それだけこの業界で圧倒的な地位を
築いた方であるにも関わらず、非常に気さくで話も面白いところが、あちこちから
呼ばれる所以であるんだと思います。その証拠に多い時で年100回、今でも年
80回ほど講演されているそうです。
エコ村でのイベントが終わると宇治川沿いのホテルに移動。皆で夜まで
省エネ住宅に関することもその他雑談も含めて語り合いました。非常に
楽しい時間を過ごすことができました。
今朝は朝一から平等院鳳凰堂を見てきました。その後、大山崎に移動し、
現存する唯一の千利休作の茶室と言われる妙喜庵(待庵)に行ってきました。
大山崎には姪っ子が住んでいて駅も降りたことがありました。その真ん前に
待庵はあったのですが、恥ずかしながら私は目の前を通っておきながらそのことを
知りませんでした・・・。今大河で利休をやっていたこともあり、感慨深く利休の茶室を
拝見することができました。
次はそのすぐ上にある大山崎山荘へ移動、これも古い洋館ですが、安藤忠雄氏の
新館との接続が無理なく行われており、改めてさすがと思わされました。
それが終わると、皆さんとはお別れして、南雄三さんと二人で名古屋まで移動しました。
京都から新幹線に乗ったのですが、なぜか自由席はいっぱいで、バラバラに座りました。
名古屋で降りる際、南さんのところまで歩いて行くと、なんと南さんの横に座っているのは
大学時代の同級生のM本A久ではないですか!!!
彼と会うのは10年ぶりくらいで、しかも前にあったのも元町で偶然バッタリでした。
あまりにもの偶然に心底驚きました。しかし、私は名古屋で降りねばならず、
転職先と電話番号が変わってないことだけを確認しただけで終わってしまいました。
名古屋に着くと、一番最近のサスティナブル住宅賞をとった
「松河戸の家」を見に行きました。
http://www.lifecrayon.co.jp/topics/media/post_28.html
外観は先日見に行った茨木のLCCM住宅と似ているのですが、
やはりこちらは実際に施主がいて、建築家も木造慣れしている上、
普段から実務中心にやられている方なので、予算の制約も含めて
本当にデザインと省エネと遊び心と省エネ的実験と実用性などが
高い次元でバランスの取れた設計になっていたと思います。
これは南先生のつてがなければ見に来ることが出来なかった
住宅ですが、わざわざこのためだけに名古屋まで来た甲斐が
ありました。
というわけで、本当に充実した2日間でした。

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