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水力発電、コーヒー、牛肉の共通点

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この答えがヒントなしで分かる方はかなり勘が鋭いと思います。
最近読んだ本の中に書かれてあったことからとりあげています。
これはウォーター・フットプリント
すなわち、人間が消費する製品を生産するのにどのくらいの水が
使われたかを示す指標を示します。
まずは発電ですが、CO2の観点からいくと水力発電は自然エネルギーに
属するのでエコだと思われています。
しかし、観点をウォーター・フットプリントに変えると、全発電方法の
中で最も水を浪費します。
よく原発は「温水発生装置」と揶揄されますが、
1メガワットの電力を発生させるのに火力発電で22.3kL
原発でその1.75倍の39.0kL
で、火力に比べるとかなり多いことが分かります。
原発反対派の人はここをつくことが多いのもうなずけます。
しかし、水力発電はこの値が80.2kLにもなるそうです。
原発のちょうど倍といったところです。
これからの未来において、CO2削減も超重要課題ですが
水資源も同様に重要と言われています。
そう考えると、両方の観点で優れているのは太陽光と
風力ということになるそうです。(地熱は蒸気を発生させるので
その次点ということになるのかと思います。←推測)
次に牛肉です。牛は食物連鎖の上の方に属するので
水だけでなく餌も大量に必要なのは容易に想像できるかと思います。
実際牛肉1kgあたりに必要な水の量はなんと15500Lだそうです!
これには驚きました。
これが鶏肉になるとそれでも39201L
牛乳1Lにつき1000L
小麦は1kgにつき1300L
だそうです。
健康な生活を送るには1日一人あたり25Lの水が必要だそうですが
7億人程度がこれに満たないようです。
そう考えると、やはり牛肉は超高価な食べ物ということが実感できます。
とはいえ、ここまではなんとなく想像の範囲内でした。
意外だったのがコーヒーです。
コーヒー豆です。
なんと1kg生産するのに必要な水の量は21000Lと同重量の
牛肉を上回っています。
これが紅茶になると
2400Lと1/10近くまで減少するようです。
(ただし、牛乳同様1Lに換算するとそれぞれ
1120L、120Lとなります。)
私は牛肉を食べなくてもさほど苦しむことなく生きていけますし、
コーヒーよりは紅茶の方が好きな人間です。ですから将来においても
あまり困ることはなさそうです。
しかしながら、20年くらい先に水資源が貴重になるということはかなり
いろんなところで言われていることから考えると、これらのものは今よりも
ずっと高価になる可能性があるのかもしれません。

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