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山口県立大学学長で医学博士の江里先生と一緒にパネルディスカッションをさせていただきました。

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2017年9月20日
昨日は大阪にて山口県立大学学長で医学博士の江里先生と一緒にパネルディスカッションをさせていただきました。
先生は動脈硬化の専門家でいらっしゃいますが、印象的な内容があったので紹介しておきます。
・ガンは初期であれば治る時代になってきたが(膵臓がんは除く)動脈硬化は決して良くなることはない。現状維持以上のことはできない
・60を超えるようになってから動脈硬化による脳、心臓の疾患が増えるからヒートショック対策も高齢者向けのように言われているように思う。しかしながら、血管が徐々に詰まっていき、血圧が上がりまたそれによってさらに詰まっていくという悪循環は40歳頃から20年くらいかけて徐々に進行するものである。よって若い頃から暖かい住宅に住むべきである
・そもそも大半の医者は上記の事実を知りもしない。仮に知っていたとしても一円の儲けにもならないので言わない人がいてもおかしくない。
・日本の医者はそもそも手術をする。薬を出すということをしなければ儲からないシステムになっている。しかも薬は5種類以上処方すると儲けが跳ね上がるようになっているから5種類以上出す医者が多い。高血圧、高脂血症の薬を飲んでいる人が多い。しかしあれは麻薬みたいなものである。一度飲み始めると生涯飲み続ける必要がある。こういった薬を処方されたら「まずはタバコをやめて3ヶ月食事、運動に気をつけてみます。それでも数値が改善しないようなら、処方して下さい」というべきである
・欧米であればそもそもタバコをやめない状態で薬が安易に処方されたり、手術が行われたりということはほとんどない。日本はそのあたりが非常にあいまいになっている。
・健康診断の結果が悪い場合、その基準値が国際的に見ておかしなものであったとしても、その結果を見た上で何らかの措置を講じずに患者がなくなった場合、医者は訴えられると負けてしまうという問題がある。
他にもいいお話をたくさん聞けました。改めて思うことは住宅と同じで一般消費者(患者)は医者の言うことを鵜呑みにするのではなく、自分でよく勉強していないとこの国では自分の健康もしくは財産を守ることはできないということでした。
おかしな基準値や制度がまかり通っているのはなにも住宅業界だけではないということです。

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