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ヨーロッパ人のほとんどは2万年ほど前の7人の女性のいづれかを祖先に持つようです。

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今日は午前中は子供の保育園の「親父の会」なるものに参加。ざっくばらんな
会で非常に面白い時間を過ごせました。
それが終わると急いで宝塚の現場に移動して、現場確認、引き続き西宮の
薪ストーブ屋に移動して薪スト-ブにあたりながらの打合せを行いました。
明日は滋賀県の近江八幡市にあるエコ村で見学会ですが、参加できる方は
ぜひご来場下さい。
今日紹介するのは、つい最近読んだ本で面白かったことです。
「人類の始まりすなわちアダムとイブはどこの誰なんだろう?」
というのは誰もが一度は考えたことがあるのではないかと思います。
そのスタートがアフリカのコンゴあたりであることは分かっています。
彼らがヨーロッパ方面を経由し、アジア、アメリカまでわたっていった
ことも分かっています。
これらは1995年以降進んできたミトコンドリアDNAの研究結果によるものです。
「イヴの七人の娘たち」という本ですが。著者はオックスフォード大学の
ブライアン・サイクス教授です。
彼の研究結果によると(世界的に認められている)
現代ヨーロッパ人は7つの一族に分類できるそうです。
彼はリアリティを持たせるために、その7人に
それぞれ、アースラ、ジニア、ヘレナ、ヴェルダ、タラ、カトリン、
ジャスミンと名付けています。
彼女たちは生きていた時期も地域も異なり最も古い
アースラの4万5千年前から1万年前まで幅があります。
ミトコンドリアDNAは母方の遺伝子をたどっていくという
特徴があります。よって父方の遺伝関連はまったく無視しています。
この7人に共通することは2人以上娘を出産していて、なおかつその子孫が
現在まで生きながらえているということです。
またこの7人もきちんと遺伝的につながっていることも分かっています。
中でもアースラとカトリン、タラとジャスミン、ヴェルダとヘレナは
特に近い関係にあることも分かっています。
これらのことが判明した当初は著名人等を中心に、自分が誰の子孫なのかという
問い合わせが殺到したそうです。
ちなみに、日本人も同様に調査をすると9人の女性が浮かび上がってくるそうです。
(ただし、日本人の95%に関して)
これもそれぞれ、アイ、ネネ、イナ、フフェイ、ユミ、ガイア、エミコ、サチ、チエ
と名付けられています。
また、現代の日本人はアイヌや琉球人のような縄文人のDNAよりも
韓国人と同じ弥生人のDNAの方が色濃く出ているとのこと。当たり前と言えば
当たり前ですが、韓国人と日本人は生物学的にはほとんど同じみたいですね。
非常に面白い本だったのでもう1冊ある父型の祖先をたどっていく本も買ってしまいました。

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