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日建設計さんで講演してきました!

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日建設計さんで講演してきました!
今日はなんと「あの」日建設計さんで講演してきました。
日建設計といえば、建築学科の学生さんであればもっとも行きたい設計事務所
No1だと思いますし、日本の設計事務所の世界ではダントツNo1の座をずっと維持している
事務所としても有名です。
私は九州大学の工学部建築学科の卒業ですが、同期が60名いましたが、私の代では日建設計に
行けた人間は1人もいませんでした。上の学年に1人だけいたくらいです。
毎年、東大から数名、京大から数名、阪大から数名あと残り・・・で終わり、そんな建築学科の
超エリートが集まる会社といえば分かっていただけるかと思います。
そんな会社の設計の方ばかりが20名ほど集まっていただいた上での講演でした。
1年ほど前に熱環境の教授の方ばかりを前に講演したときと同様の緊張感がありましたが、
終わったあとたくさんの質問をいただき、また「かなり長期間の間で一番いい内容だった!」
とのコメントもいただけたのでほっとしました。
これを皮切りに日建設計さんの中でも建物の断熱的素性のいい建物をたくさん設計してもらえれば
と思います。
講演のあとは日建設計社内の「マテリアルセンター」というところを見せていただきました。
ここにはありとあらゆる建材のサンプルがきちんと整理されて並べられていました。これだけまとまった
建材のサンプルを見たことがなかったので、これが見れただけでもものすごく刺激的でした。
それと同時に打ち合わせブースもみせていただきました。ワンフロアに20箇所くらい打ち合わせブースがあるのですが
120cmくらいで仕切られたパーティションの中で半分くらいのブースが活気のある打ち合わせで埋まっていました。
この活気というか熱気というものは同じ設計者としてビシビシと伝わってきました。
質問もたくさん受けましたが、意匠設計の担当者が「われわれは意匠設計者ですが、今日松尾さんが
おっしゃったようなことをクライアントから求められています。もっと勉強して活かしていきたいと思います」
といったような声を聞くことができました。
詳しくはまた後日書くかもしれませんが、日本には法律としてもビジネスとしても「建築物理コンサルタント」
というものが存在しません。そのことが、日本の建築をダメにしている元凶だということに改めて気が付きました。
日本にも建築物理コンサルタントを養成し、彼らが関与しなければならないような制度をつくることが
急務だと切に感じた1日でした。

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