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24時間連続小屋裏冷房の電気代

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先日お伺いした、お客様が夏の電気代を見せてくれました。
太陽光が載ってはいるものの、45坪の家で、全館27~28℃で過ごしても
7月、8月の使用電気代は6000円台と、7000円台だったそうです。
(売電分は含んでいません)
この家、ちょっと大きかったので小屋裏に1台と1階に2台のエアコンを設置しました。
御施主様は小屋裏エアコンは24時間つけっぱなし、その他2台は必要時のみつける
という手法をとっていました。
小屋裏エアコンは40という大きさの機種ですが(14畳用)
最小運転時の消費電力は100W
最大運転時は1500Wという製品です。
一般的に暑い家で帰った瞬間スイッチオンにするとエアコンはフル稼働するので
1500Wに近い状況で動きます。
ちなみにこの家のエアコンはリモコンに1時間あたりの電気代が表示されるように
なっているのがポイントです。
この家は幹線道路沿いでしかも、近所の牛舎の匂いもきついということで、
小屋裏のエアコンを留守のときもずっと24時間つけっぱなしにすることは
自然な流れでした。
この小屋裏エアコン28℃設定なら表示はほぼ1時間1円
27℃設定なら2円だったそうです。
ということは28℃設定なら1日24円、1ヶ月でも720円
27℃設定でも1日48円、2ヶ月で1440円という試算ができます。
また、別の観点から見てみます。
昼間の電気代を1kwh28円とすると
1円ということは1000/28=35W
2円ということは1000/28×2=70W
となります。
こう見ると矛盾していますが、おそらくほぼずっと100Wの最低運転を
しているものと思われます。
そうすると、15時間使っても、フル稼働の1時間と同等の電気しか使わない
わけです。24時間使ってもフル稼働の1.6時間分の電気しか使わないとも
いえます。
でもって家中の温度、湿度が快適に保たれ、カビやダニ、不快な暑さとも無縁の生活。
しかも太陽光が載っているのでこの僅かな電気代すらタダになった上、お釣りが来ます。
さらに、個別エアコンの如く強烈な冷風ではないので、冷房病とは無縁です。ちょうど
今の時期の涼しさのような感覚です。
もうひとつ別の味方もあります。
太陽光発電のモニターがあるので常時使っている電気使用量を見ることができます。
普段の昼間小屋裏エアコンのみを使っている時、冷蔵庫等全ての電気を含めて
400W~600Wになることが多いようです。追加してあと2台の冷房をスイッチオンに
してもこの値が1000Wを超えることはほとんどないそうです。このデータからいえることは
2台分のエアコンの推定使用電気量は600~400Wであるということ。すなわち1台あたり200W
~300Wでしかないということ。小屋裏エアコンでベースが冷やされているから、つけても
緩やかにしか動いていないということができると思います。
こうなるともはや通風する理由はなくなります。
ただし、これが実現できたのは超高性能な全熱交換システム(SE200R)を導入したことと
ほぼ全面ともいえる珪藻土塗りによって、当社の他の家よりも潜熱負荷がかなり小さく
なっていることがあげられると思います。
(東西窓を小さくするとか、適切な庇の設計、屋根の断熱暑さ等の極基本的
事項は当たり前とした上でさらにということ・・・)
冷房をつけっぱなしにする・・・。これは施主様にとってもアドバイスする私達に
とってもシミュレーション上で分かってはいても実行するには勇気がいるものです。
しかし、今回の結果は私に新たな知見をもたらしてくれた貴重なデータとなりました。
F様に感謝です!

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