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アドラーの「嫌われる勇気」・・・気づくのが遅すぎた名著でした。

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アドラーの「嫌われる勇気」・・・気づくのが遅すぎた名著でした。
先日、わたしと考え方が非常に似ている経営者でもあるお施主様M様と打ち合わせ中でした。
住宅の打ち合わせ中でしたが、最近読んだ本の話になりました。
その中でM様が「アドラーの「嫌われる勇気」はいいですよ!」と薦めて下さいました。
早速注文してみると、さすがに考え方が似ている方の推奨だけあってわたしには
ドンピシャリでした。
世界的には心理学者といえば、ユング、フロイト、アドラーと言われるほどの人物だそうですが
日本ではほとんど知られていないと思います。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%95%E3%83%AC%E3%83%83%E3%83%89%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%83%89%E3%83%A9%E3%83%BC
1937年に亡くなられたそうなので、かなり昔の方ではあります。
この本には
「どうすれば人は幸せに生きることができるか」ということが悩める青年と哲学者であり心理学者の
おじさんとの白熱した対話の中で繰り広げられていきます。あまりにも面白かったので1日で
読んでしまいました。
基本的にアドラーの考え方は極論のように聞こえるフレーズが多いのです。
・すべての悩みは対人関係の悩みである
・トラウマは存在しない
・あなたの不幸は、あなた自信が選んだもの
・人は常に「変わらない」という決心をしている
・叱ってはいけない、ほめてもいけない
・あなたの人生は「いま、ここ」で決まる
・承認欲求を否定する
・普通であることの勇気
これ以上は書きませんが、この本を読んでいて気がついたことがあります。
ここ最近でいえば、じわじわ人気が出てきた幸福学に関する本と内容が似ているところが非常に多いのです。
例えば、幸福学の中では
・今ここにあること
というのが非常に重要であると説かれています。
これなど全く同じと言っていいでしょう。
もっと一般的にいうならば「いつやるか?今でしょ」の林先生も同じことを言っていることになります。
さらにここ10年以内に読んだ心理学系の本の中で最も感銘を受けた
ポジティブ心理学とも非常に似ているのです。
ポジティブ心理学の権威はマーティン・セリグマンという先生ですが
この方の書かれた本もぜひとも読んでおきたいところです。
http://www.amazon.co.jp/%E4%B8%96%E7%95%8C%E3%81%A7%E3%81%B2%E3%81%A8%E3%81%A4%E3%81%A0%E3%81%91%E3%81%AE%E5%B9%B8%E3%81%9B%E2%80%95%E3%83%9D%E3%82%B8%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%96%E5%BF%83%E7%90%86%E5%AD%A6%E3%81%8C%E6%95%99%E3%81%88%E3%81%A6%E3%81%8F%E3%82%8C%E3%82%8B%E6%BA%80%E3%81%A1%E8%B6%B3%E3%82%8A%E3%81%9F%E4%BA%BA%E7%94%9F-%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%B3-%E3%82%BB%E3%83%AA%E3%82%B0%E3%83%9E%E3%83%B3/dp/4757210442/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1400585050&sr=8-1&keywords=%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%82%BB%E3%83%AA%E3%82%B0%E3%83%9E%E3%83%B3
ちなみにこの本は2004年の本で、全米で話題になったのがたしか1990年台だったと思います。アドラーよりもずいぶんあとだということになります。
ここ最近NHK教育の「幸福学白熱教室」がらみであれば下記の本がお勧めです。
http://www.amazon.co.jp/%E3%80%8C%E5%B9%B8%E3%81%9B%E3%82%92%E3%81%8A%E9%87%91%E3%81%A7%E8%B2%B7%E3%81%86%E3%80%8D5%E3%81%A4%E3%81%AE%E6%8E%88%E6%A5%AD-%E2%80%95HAPPY-MONEY-%E3%82%A8%E3%83%AA%E3%82%B6%E3%83%99%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%83%80%E3%83%B3/dp/404600181X/ref=sr_1_3?ie=UTF8&qid=1400585216&sr=8-3&keywords=%E5%B9%B8%E7%A6%8F%E5%AD%A6
これらの本を読んでいるか読んでいないかでは人生の質、幸福感は大きく異なってきます。
それは、断言できます。
M様もおっしゃっていましたが、子どもを育てる上で幸福学の本と、お金に関する知識は確実に身に付けさせておく
必要があります。この2つを理解して大人になれば、大きく道を踏み外すことはないと思います。
本当は数学よりも英語よりも重要なはずのこの2つの学問、義務教育でも大学でも塾でも教えてくれるところは
ありません(幸福学やポジティブ心理学の研究室は別)しかしながら、宗教が薄れてしまったいまだからこそ
こういったことはしっかりと抑えておく必要があると思います。
いつもしみじみ思いますが、いい本に出会えたことは素晴らしい人に出会うのと同じくらい価値があると思います。

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