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高断熱とデザインが反比例している事例が多い

たくさんの実務者にお会いしていて感じるところです。住宅業界の流れとしては断熱性能も高い上にデザイン、設計力も高い会社がベストです。しかしながらそういう会社はまだまだ少数派であると思います。従来から断熱に力を入れてきた会社ほどそこに特化していさえすればある程度の売上を維持することができました。であるがゆえにデザイン、設計力を磨いてこなくてもなんとかなってきました。しかしながら、5年ほど前からどこもかしこも高断熱と謳うようになりこういった会社が急速に困り始めています

逆にデザイン、設計力に優れる建築家に関しては断熱など飾り程度にしか考えてこなかった人が大半でした。今でもそういう方が大半だと思います。これまでそういった方に頼むクライアントの方は断熱性などは求めていなかった方が多かったのかもしれません。しかしながら、そういった方々の世界においても断熱性能がなければ受注を確保しにくい時代が来ています。業界内で名前がとおる建築家の方々も頭の柔らかい方から順にどんどん高断熱化していっています。

設計力のある人が高断熱化するのはやる気になりさえすれば非常に簡単に実現します。問題があるとすればコスト上昇分をお施主様に説得しきれるかということくらいかと思います。

逆に断熱だけ頑張ってきたという工務店がデザイン、設計力を上げるのは非常に大変かつ時間がかかります。いつも言いますが、まずそれまでの人生においていい作品を雑誌でも実物でも「見る」というインプットがほとんどないのです。インプットがあり「あんなかっこいい住宅が作りたい!」というモチベーションが生まれ、それを真似するところからうまくなっていきます。「目を養い手を練れ」という格言があるのですが、この過程でしかうまくはならないと思います。

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