女性と代替エネルギーが日本の未来を明るくしてくれるように見えるグラフ
女性と代替エネルギーが日本の未来を明るくしてくれるように見えるグラフ
ずっと以前になりますが、雑誌で興味深いグラフが載っていたので紹介したいと思います。
まずは「各国の成熟度評価」という指標です。
この指標を見る限り、渡欧するたびに私が実感するドイツ、オーストリアを含む北欧の
成熟度合いがすべての面において極めて高いレベルにあることが読み取れます。
日本もほとんどの項目についてかなり高い項目にあるのですが、唯一圧倒的に低く
なっているのが「男女格差」です。「デフレの正体」の藻谷さんも書かれていますが
これから日本が元気になるには女性がもっと社会進出するしかないと思います。
北欧では多くのサラリーマンが5時に仕事を終えています。その代わり奥さんも
5時まで働いています。しかも5時までの間はかなりの集中力を持って働いているように
見えます。世帯あたり2人が合計16時間必死で働いている北欧と、世帯当たり一人が
12時間くらいを最後の数時間は集中力が落ちながら働いている国のどちらが効率が
いいのか・・・?しかも、その結果家族のコミュニケーションも深いわけです。
北欧の家庭環境が充実しているのはこのあたりにポイントが有ると思います。
次に出ていたのが分野はまったく変わりますが、代替エネルギーに関する
国別の特許の割合を示したグラフです。
代替エネルギーとは主に風力や太陽光などの自然エネルギーを指しますが、
この特許を見る限り、代替エネルギーの技術の半分以上は日本にあると読み取る
ことができます。
ところが、もう一つの表を見てみましょう。
そういった代替エネルギーへ力の入れようをランキングした指標になると
10位にも入っていません・・・。これをいわゆる「宝の持ち腐れ」というのでしょう。
それどころか未だに国内には政府や官僚の方にも自然エネルギーを否定する方が
いらっしゃいます。ほんとうにほんとうにもったいないと思います。