久々の素晴らしい政治決断「電柱新設を禁止」!!
昨日の日経新聞の1面記事でした。
海外経験が多い方、特にヨーロッパ経験が長い方は皆口をそろえておっしゃるのが
「日本は電柱と電線が景観をなし崩しにしている」という意見です。
私の周りでいいますと、森みわさん、杉山さんなどが非常に強く言われます。
著者で言いますと、大ファンであるアレックス・カーさんはこのことを心の底から
嘆いておられました。
今回の記事のグラフを見ても分かる通り、日本は東京23区のような最も都市化が進んでいる
街ですら北京にすら遠く及ばないほど電線の地中化が送れています。
日本がこれだけ遅れているという意味では「窓」の業界が遅れているのと非常に似ている
と思います。
わたしもここ4年位毎年ヨーロッパに行っていますが、あちらに行くたびに感じるのが
特別な観光地に行かなくても、普通にバスで走るだけ、普通に歩くだけでもずっと
景観が美しいということです。電線、電柱がないのはもちろんですが、古い建物が
ずっと使われていること、建替えになっても景観の統制がなされていることが原因の
ようですが、何度行っても飽きることがありません。
逆にそれを見て帰って来て日本の汚い景観を見るたびに非常に残念な気持ちになる
のも事実でした。
こうなった一番の原因は政府にあるとわたしは思っています。その次がこの国の
掘削費用の高さがあげられるかと思います。戸建住宅でも地下室をつくろうとすると
どうしても坪100万くらいになります。ヨーロッパでは庶民の家でも普通に地下室を
作っていることからするとものすごい差です。
今回の記事によると
「電力会社に電柱の新設を認めず、地中に埋めるように求める」
「既存の電柱も低コストの工法を普及させて地下に埋めるよう促す」
「無電柱化基本法を議員立法で提出」
本当は第二次世界大戦後に着手すべきだったので
約70年遅れています。
それでもやらないよりはやったほうがいいです。
財源の問題がありますが・・・
なぜ、急にこんなことを言い出したのか?
正直その理由がよくわかりません。