1月29日
電力会社が毎月くれる
「住まいとでんき」2018年1月号の巻頭記事が「日本の住まいの寿命」でした。
よく26年?と言われるのですが、その根拠に乏しいことが関係者の間ではしょっちゅう話題にあがるところです。
この記事を書かれたのは早稲田大学建築学科の小松教授という方で、推定する方法の根拠も明確に書かれていました。私から見ても客観性を保ったやりかたで計算されていると感じました。
最新のデータでも2011年版と7年前のものにはなってしまいますが、結果は小数点以下四捨五入で以下のとおりでした。
木造戸建専用住宅 62年
木造店舗 50年
木造店舗等併用住宅 58年
RC造事務所 57年
S造アパート 55年
S造事務所 46年
S造住宅 61年
この結果が正しいとすると日本の木造住宅の寿命は世間の通説より2倍以上も長いということになります。ただ、個人的な感覚からすると「ここまで長くはないな・・・」というのが実感としてあります。
今から62年引くと1956年・・・平均がこのくらいとはちょっと考えにくいのですが興味の有る方は元になっている論文を読んで見ることをおすすめします。
http://www.waseda.jp/sem-ykom/kamatani.pdf