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「図解エコハウス」は実務者も住宅購入予定者も絶対に買ったほうがいい本です。

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「図解エコハウス」は実務者も住宅購入予定者も絶対に買ったほうがいい本です。
図解エコハウスを注文していまいたが、それよりも先に建築知識さんから
直接送られてきた分が到着しました。
それを社内で伝えたところ、個人的に買っている社員が何人もいました。
なかなか勉強熱心でちょっと感心しました。
今までもエコハウスの本はたくさんありました。
正統派でいえば、南雄三さん、野池さんがいらっしゃいました。
同じく正統派でありながら、多くの人が間違いやすい勘違いを
鋭く切り抜いた感がするのが東大の前先生。
今回の「図解エコハウス」も内容は正統派ですが、大きな違いが何点かあります。
まずは、著者の竹内さん、森さんともバリバリの意匠系建築家であるということ。
竹内さんは「みかんぐみ」の一人として有名なので言うまでもありませんが、
森さんも、ドイツ、アイルランドのコンペばかりをやっている事務所で10年修行した
バリバリの意匠系建築家です。(意外かもしれませんが・・・)
本来建築家というのは、デザインだけでなく、構造、電気、設備、法律、予算等
熱環境以外にもありとあらゆることに決定責任を負う立場です。また、日本では一般的に
建築家は最も熱環境を疎かにする人種といっても過言ではありません。
そんな「建築家」が書いたエコハウス本であるということは、逆に言えば、この本の存在自体が
熱の専門家でなくても誰もが取り組める証拠であると言えるでしょう。
次に、実際に「建もの燃費ナビ」でシミュレーションした燃費の結果が実物件と同時に
掲載されているということ。これも今までのエコハウス本ではありえなかったことです。
そして、ヨーロッパの実情がいろいろと解説されてあること。
森さんの処女作である「世界基準のいい家を建てる」では初心者向けにし過ぎたが故に
細かいところの表記がほとんどなかったといえます。よって一部の専門家からは
「なにも分からない」という批判もありました。今回の本ではかなり詳しいことまで書かれて
あるのでそういった批判的な感想をお持ちになった方にもぜひ読んでいただきたいと思います。
また、装丁にかなりセンスのいいデザイナーが入ったこともお大きな注目点だと思います。
同じ内容でも装丁を誰がやったかで本の印象は大きく変わります。内容が良くても装丁が
残念な本が多い中で、一般の方でもスイスイ読み進められるほどの見やすいデザインとなっています。
発売前の時点で1000部以上の予約が入っていたと聞いています。
また、私がフェイスブックにて「絶対に買い!」と書いただけで
かなり多くの方から「買います!」というコメントをいただきました。
また、時代の流れからしれも、この本は業界の専門書では通常ありえない1万部も
夢ではないのではないかと思っています。
この記事を読まれた方はまず、ご自分で買って読む。そして、周りの実務者及び、
周りで家を建てようと考えている方に是非紹介していただければと思います。

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