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大きなうねりが起こっている実感をヒシヒシと感じる今日このごろ

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大きなうねりが起こっている実感をヒシヒシと感じる今日このごろ
今日は昼過ぎに事務所に戻ってきましたが、戻ってくるなり「建築知識」の
インタビュー記事の校正やら、パッシブハウスジャパンのメルマガの原稿やらに
おわれました。
その後ですが、なかなかお互いのスケジュールが合わず、やっと今日初対面することできた
方がいらっしゃいました。
某住宅会社の社長さんですが、現在は年間300棟以上、自ら創業しわずか20年ちょっとで
ここまでの会社に育てられたものすごい経営者だと思います。
そんな社長さんが一月ほど前に突然ご連絡をいただき「いろいろと教えていただきたい」
ということで、今日は社員さん2名を連れて来られました。もともとこの会社は
断熱に力を入れている会社なので、社員さん共々一般的な工務店さんよりはかなり知識が
ありました。ただ、いろいろ話している中で見えてきたことはコストの優先順位が
最適化できていないところがありました。これをなおすだけでコストを上げずに高性能化
さらには、コストを下げた上での高性能化も実現できる目処がたちました。
この会社のように棟数が大きい会社が性能向上に取り組むことは多くの住宅購入者のメリット
そして、CO2削減メリット共に非常に大きいといえます。
さらに偶然ですが今日の昼過ぎ、先日大阪で講演した際に来られた超大手住宅メーカーの技術職の方からも
「上層部を説得するにあたり講演していただくことはできないでしょうか?」という相談を受けました。
こちらはまだ話がまとまっているわけではないのですが、この会社が変われば住宅メーカー
全体が変わり、ひいては工務店業界にも時間をかけて影響を及ぼすと思われます。
国の基準は相変わらず低い状態のまま変わりそうにありません。しかし、先進的な工務店は
すでにスタートしていますが、今日の2社のように大手から中堅に至っても正当な断熱強化に
よる性能競争がスタートし始めたような気がしています。
今年は「窓改革元年」というのをしきりに行っていますが、おそらくこの流れは間違いなく
続いていくと思われます。「樹脂サッシ」もしくは「木製サッシ」もしくは「超高断熱アルミサッシ」
(これはまだ商品化されていません。まちがってもサーモスではありません)を採用せずして
健康住宅、省エネ住宅などと謳うのはありえない時代です。
「ギクッ」とした実務者の方、早急に仕様変更することをおすすめいたします。

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