今日夜11時からNHKEテレで 「数学ミステリー白熱教室」というのが全5回で放映されます!!
今日夜11時からNHKEテレで
「数学ミステリー白熱教室」というのが全5回で放映されます!!
ちょうどつい最近出版され、読み終わったばかりの
「数学の大統一に挑む」という本のテレビバージョンです!!
この本、私にはドンピシャでした!!
近日中に紹介しようと思っていたら今日テレビ欄で発見!!
ちょっと興奮してしまいました。
今の文明があるのは様々な分野の学問が進んでいるからなのは
言うまでもありません。
医学、生物学、地学、航空工学、船舶工学、自動車工学、IT、化学
果ては音楽までも物理が基本になっています。
ということは、物理が進展しなければ文明の発展はありえない
わけです。
工学だけしか勉強していない人は物理はすべてわかったように言う人がいますが、全宇宙の構成物のうち正体がわかっているのはわずか5%であることがわかっています。残りの95%のうち23%が暗黒物質、72%が暗黒エネルギーであることは何度か紹介したかと思います。
また、物理の世界では4つの力しか存在しません。
強い核力、弱い核力、電磁力、重力です。
この4つの力のうち矛盾なく説明できる理論が完成しているのは
電磁力だけです。
強い核力、弱い核力も追加した3つの力を共通で説明できれば大統一理論といいますが、
それはかなりいい線までいっていますが、まだ証明には至っていません。
最後の超難関、重力に関してはほぼ全く証明の目処が立っていないといっても過言ではありません。
そんな重力すら含めて矛盾なく説明することができる唯一の候補理論が
超弦理論であることは今まで何度か説明してきました。
実はこの超弦理論を進展させるにおいても数学の進展が必要不可欠なのです。
前半の説明であらゆる物理があらゆる学問分野の道具というかいしずえとなっていることを説明しました。
しかし、数学はその物理のさらに道具でありいしずえであるのです。ということは数学は文明すべての
いしずえであるといっても全く過言ではないのです。
実は数学の分野もまだまだ未解決の問題がほとんどで、中学で習った素数のことですら
全くわかっていないというのが現実です。
しかし、数学が進展すれば、超弦理論も進展する。超弦理論が進展すれば、4つの力の統一も
暗黒物質も、暗黒エネルギーもおそらくすべて解明されると思われます。
今はよくわからない、テレパシーや霊、タイムマシンといったオカルトと言われるような分野も
理論的に説明できるようになる可能性すら秘められています。
そんな超弦理論の世界で世界一と言われるのがエドワード・ウィッテンという人物です。
今まで私はこの人物が地球上で最も最先端の頭脳の持ち主だと確信していました。
この分野が好きな人であれば異論がないと思われる人物です。地球上に60億人ほど
いますが、明らかにこの人の頭の中にしか存在しない宇宙の真理の最先端があるからです。
このエドワード・ウィッテンは物理学者でありながら数学界のノーベル賞であるフィールズ賞
も受賞するほどの超天才です。昔マイケル・ジョーダンがバスケ引退後にメジャーリーグに挑戦
しましたが、そこでもトップになるのと同じことを成し遂げたわけです。
そんなエドワード・ウィッテンも数学の専門家ではありません。数学の世界で彼を支えており
かつ、数学界でも世界で10名分かるかわからないかの最先端理論を構築しているのが
今回この番組の講師であるエドワード・フレンケルです。
若かりし頃、ロシアの大学入試で全問正解でありながら、親がユダヤ人ということで
迫害を受け、地方大学にしかいけませんでした。そこから地道に数学を続けた結果、
一本の論文のおかげでハーバード大学から招聘がかかり、今にいたっているという壮絶な
人生を読むだけでも楽しい本でした。
しかし、彼を知って改めて思いました・・・
この二人のエドワード、さらにベタなところでいうとアインシュタイン・・・
超がつく弩級の天才はたいていユダヤ人であるということ・・・。