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幼児にもセンスというものがあるようです。

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以前から娘と話をしていて不思議に思うことがありました。(2歳終わりから
3歳はじめにかけてから4歳なりたての現在まで)
道ゆく車を見る度に、「あの車かっこいいね!」とか
「あの車かわいいね!」とやたら嬉しそうにいうのです。
最初は分からなかったのですが、何度も聞いているうちに
明確に「かっこいい」と「かわいい」を区別していることに
気が付きました。
娘にとってかっこいい車とは車高が低く2ドアの
いわゆるスポーツカーのことを指し、
かわいい車は小さい、もしくは丸っこい、もしくはピンク等の
可愛らしい色合いの車を指すようなのです。
この法則が分かってから、いろんな車に対して
「この車はかっこいいの?かわいいの?」
と聞いてみるとほぼ完璧に上記の法則にあてはまっています。
さらに突っ込んで「じゃあどんな色が可愛い色なの?」
と聞くと
「ピンク、あか、だいだい、みどり、きみどり、しろ、きいろ」
「かっこいい色は?」
と聞くと
「くろ、あお、ベージュ、ちゃいろ、こげちゃ」
と答えます。
さすがにこの答えにはちょっと驚きました。色の分類もかなり細かい
ですが、その分類も大人の一般的なイメージとたいして変わらないからです。
部下を指導する際、最も困るのは綺麗、汚いに関する感覚がない場合です。
それがわからない人に教えるということは本当に大変であるということを
身にしみて感じてきました。ただ、教えたり、意識的に良い物をたくさんみたり
することで、この感覚を鍛えることはできると思います。
しかしながら、今回の場合、娘にそういった概念を教えたことはありませんでした。
こんな小さいうちから、人間にはものを見分けるセンスというものが備わっている
ことにかなり驚かされました。
実はもうひとつ前から疑問に思っていることがありました。
2歳の頃から、2代目のプリウスと3代目のプリウスをほぼ間違いなく
「旧型」「新型」と見分けることができていました。
うちが以前旧型のプリウスに乗っていたこともあるのですが、
ご存知の通り、後ろから見る姿は極めてよく似ています。
最初は微妙なライトの形状を見分けているのかと思っていましたが
1年以上たってようやくその見分け方が分かりました。
それはトヨタのロゴマークを見ているというやり方です。
新型のプリウスはトヨタのロゴマークの内部が青く塗りつぶされています。
逆に旧型は塗りつぶされていません。言葉が発達してきて、最近見分ける
方法を自分で教えてくれたのでわかりましたが、いやはやこれはわかりませんでした。
しかし、その兆候はありました。先月シンガポールを旅行した際にTさんに
ベンツで現地をいろいろ案内してもらったのですが、それ以降日本に帰ってくると
ベンツを見る度に、車種が違っても「Tさんの車やね!」と言うようになったからです。
全然教えてもいないのに異常に細かいところまでよく見ています。
私もそういう癖があるので、私に似たのかと思いますが、幼児の能力というのはものすごいですね。

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