里山資本主義の藻谷さんが激奨している本を読みました。
ちょっと前になりますが,日経新聞の書籍広告の欄に
「藻谷浩介さん激奨」と書かれてあったのが気になって読んでみたのが
下記の本です。
地方を食いつぶす「税金フリーライダー」の正体 タカリと粉飾の日本病
著者は前の京都市長選に立候補するも落選した現役の京都市会議員さんです。
なお、市会議員には過去最多投票で当選しているようです。
現在36歳とまだお若いですが、もともとリクルートの出身のようです。
私が知る限りリクルート出身の方は本当に優秀な方が多いです。
同じく大好きな西宮の今村市長もリクルートの出身です。
この本に書かれていることは他の本にも書かれているようなことが
多いです。要するに、全国の地方自治体においていかに意味のない
無駄なことにお金が垂れ流し続けられているかということ。
そして、もはや国に頼り、未来の借金を先食いするだけの制度が
臨界点に達しようとしていることがありありと書かれています。
今兵庫県では県会議員選挙と市会議員選挙で議員さんが
忙しく動きまわっています。ほとんどの方が具体的な政策をほとんど
叫ばず「よろしくお願いします」だけの露出度争いになってしまっています。
このようになってしまったのは、議員、政党ももちろん悪いですが、
考えない、投票にいかない国民も同じくらい責任があります。
皆が無関心でいると
関心のある方だけが自分たちの都合のいいように
動かしていきます。
その結果大多数の方が不利益を被る社会になってしまう・・・
その結果が今の日本の姿であると思います。
「好き」の反対は「無関心」
とはよくいったもので、ほとんどの国民、県民、市民が
国、県、市の運営に対して興味関心を失っています。
これは先ほどの反対語の考え方からすると
「郷土愛の欠如」
ということになると思うのです。
著者の村山さんはここまでの活動を行う上で数多くの妨害
時には家族の身の危険も感じたことと思います。
それでも正義を貫こうとする姿には感動しました。私には到底
真似のできない芸当です。
地方自治に関わる方はもちろんですが、大人はみなさん読んでおいた
ほうが良い内容だと思いました。