1年程前にモデルハウスを建てた西粟倉村が若い人達の頑張りもあって
ほんの2年ほどで村の森で採れた木を循環させること、村を活性化させること
という難しい問題を少しづつですがクリアしつつあります。
http://nishihour.jp/gakko/
前にも紹介しましたが、やはり涙が出るほど素晴らしい試みです。
そんな西粟倉村ですが、昨年ドイツ、オーストリア、スイスツアーで
ご一緒した奈良県の十津川村の村長をはじめとする重鎮の方々に
当時から「是非西粟倉村は見ておいた方がいいですよ」と言ってきました。
西粟倉村も十津川村も県でもっとも多くの村有林を抱えています。
また高齢化が進んでいること。50年を超えた杉材が適切な手入れが
なされずに放置されてきたことなど共通点は多数です。
そういった自治体は全国に多数あるようですが、どの自治体もご先祖様が
必死で育ててきた森を守ろうと必死で動こうとしています。
十津川村も例外ではありません。旅行から時間は経ちましたがようやく
十津川村も重鎮の方々が西粟倉村を訪問されるようです。素晴らしいことです。
正直言って、ヨーロッパは20年以上進んでいると思います。見学できたことは
本当に素晴らしいことですが、目先の目標というにはあまりにも高すぎます。
また、当然ながら法制度をはじめとする様々な慣習が日本とは異なります。
その点、西粟倉村であれば、共通点も多く、いい意味でのライバルのような関係
ではないかと思います。そういうライバルがいれば「俺もできる」「俺もやらねば」
と思うのは個人でも自治体でも同じではないかと思うのです。
これからどんな効果が現れてくるのか?非常に楽しみです。