今日は完全に実務者向けの内容です・・・。
日本の窓の断熱性能はU値という指標で表されています。
ところがその表示方法は超いい加減です。
本当は窓一つ一つ異なるのに2.33以下、3.49以下、4.65以下といったように
かなり大きなくくりで段階分けがなされているに過ぎません。
車でいうなら一番重要な燃費表示が23.3km/Lの次は34.9まで同じ扱いを
うけるというほどの乱暴な分け方です。
しかも、2.33以下といいながらも実際に計算してみると2.33を超えていることも
しょっちゅうなのでさらにたちが悪いのが実情です。
建もの燃費ナビを使えば1枚1枚のサッシの性能はすぐに明らかになるのですが
持っていない方でも計算できるのが下記のサイトです。
http://w3.metds.co.jp/WindEye
無償かつ公開されているサイトでは非常に良くできていると思います。
開き勝手や寸法によっていかに窓の性能が異なるのかを一度いろいろといじって
計算してみることをおすすめします。あまりにもの違いに驚かれると思います。
しかし・・・。
窓1枚1枚これで計算してそのデータを使うというのはあまりにも面倒過ぎて実務者には
ほぼ不可能でしょう。
やはり建もの燃費ナビを使うのが無難です。