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高性能エアコンほど除湿しにくくなっている?

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最近某エアコンメーカーの本社にて意見交換させていただく機会を得ました。色々と有効な情報交換ができたのですが、その一つを紹介したいと思います。

皆さんご存知のように新しいエアコン、高価なエアコンほど奥行きが深くなる傾向があります。これは効率を良くするために空気が当たる面積を増やした結果です。空気が運べる熱量は温度差×風量で決まります。風量はファンの消費電力に比例しますが。温度差はコンプレッサー等で決まります。同じ熱量を移動させる場合、風量で稼いだほうが圧倒的に省エネになります。そういう理由から最新のエアコン、高級なエアコンほど風量に頼る比率が大きくなっているようです。

 冷房の場合、風量を大きくすることができれば温度差は小さくても済みます。要するに中の冷媒温度をそこまで下げなくても良いことになります。除湿量は結露させられる量で決まります。よって冷媒温度が下がらない場合、除湿量が減ってしまうことになります。高性能エアコン化するだけでもこういうことが起こっているのですが、そこに輪をかけて最近の住宅は高断熱になっているので壁や屋根から入ってくる熱量は減っています。さらに上手な設計者になると日射遮蔽も出来ています。この場合、取り除かなければならない熱量=顕熱負荷が小さすぎることになります。その場合、エアコンはあまり頑張らなくてもよくなります。

これも結局冷媒温度をそれほど下げなくてもいいことにつながります。これは前々から気づいており指摘してきたことでもあります。だからこそ、冷房こそ少ない台数で広範囲を負担させることがしっかり除湿するためには重要であるということになります。上手に設計すればするほど悪化する項目というのはこれくらいしか正直思いつきません。だからこそ、これを補うためにも再熱除湿機能は以前よりもっと重要度が増していると言えるでしょう。  

しかしながら、今現在大半のメーカーが再熱除湿から撤退しつつあります。製造コストが高くつくことが最大の原因だと思われます。本質的に考えているメーカーは再熱除湿をやめるということにはならないと思うだけに残念な現実だと思います。

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