普段テレビのニュースは基本的には見ないのですが、興味のある特集をやっている
ときだけは録画してその部分だけを見るようにしています。最近ワールドビジネスサテライト
ではエネルギー特集をやっていることが多いので、昨日の分も今朝見ました。
私も昨日まで知らなかったのですが、今の日本でもPPS(特定規模電気事業者)
というものを使えば東電や関電のような会社ではないところからも電気は買える
ということです。ただし個人レベルでは無理なようで対象は特別高圧および
高圧受電(6000V以上)の方です。
PPSもたくさんあるようですが、最大手がシェア50%を占めるエネットという会社
らしいです。http://www.ennet.co.jp/index.html
この会社に出資しているのはNTTファシリティーズ、大阪ガス、東京ガスということから、電力会社に対抗
するつもりで作られたのだろうということが推測できます。
東京電力からエネットに変更した会社では電気代が-27%となっていました。
ということで非常に引き合いが多いようですが、申し込みが殺到しても現在新契約を受け付けにくい状態
だそうです。
他に紹介されていたのは中央電力という会社でした。
この会社は地域の大手電力会社とマンション等の間に入るタイプの会社です。
普通に低圧で直接電力会社と契約すると高い料金体系になりますが、間に
この会社が入って安い高圧で契約し、その後低圧でマンションに供給するということで
電気代が安くなるという仕組みだそうです。
http://www.denryoku.co.jp/
ちなみに中央電力が入った某マンションでは電気代が-25%になったそうです。
同様の企業として日本電力というのもあるようですが、http://www.jepsx.jp/
私が以前務めていた、設計事務所では4,5年前からこういう電力会社を利用していたそうです。
やはり、私は戸建住宅が専門分野なのでそれ以外の分野となると情報が遅いようです。
番組を見ていると最後の方で、この制度を利用した不動産会社の方が出てきましたが
見てびっくり、パッシブハウスジャパンの会員のHさんです!
やはり、建築業界で省エネに取り組む人の輪というのは狭いものです。