今日ラジオニュースを聞いていて耳を疑いました。先日も紹介したオーストラリア森林火災の面積が韓国の面積に到達したとのことでした。韓国の面積は日本の26%なので日本であれば約3割が燃えたことに相当するといえばどれだけの被害か理解しやすいと思います。なお、この煙はなんとチリにまで到達しているとのこと。。面積も到達距離も想像を絶しています。
これによってとんでもない量のCO2が発生し、また消化したあともそれらの森林が吸収するはずであったCO2が吸収しなくなることから、この影響は火災にとどまらないことは明白です。それがどのくらいの量になるのかググってみたらありました。
http://rief-jp.org/ct8/98050
やはり世界のCO2排出量を2.2%も増やしてしまうそうです。森が回復するまでの数十年もこれが足かせになるのでどえらいハンデを背負い込んでしまうことになってしまいました。2040年までにできればCO2排出量をゼロにしたい。それが無理ならマイナス65%にしたいというのがひとつ下のレベルの目標です
そんな中でこのようなことが起こってしまったのは本当にまずいことだと思います。ちょっと前にはアマゾンの大火災がありましたが、これも今回と同等のレベルだったようです。これらによって温暖化にさらに加速がつくと言われていますが、こういったことは温暖化予測に程度の差こそあってもおそらく含まれているのかと思います。もし含まれていないのだとしたら今の厳しい予測はさらにとてつもなく厳しくなってしまうことになります。
いずれにせよ、しょうもないニュースは何度も何度もメディアで放映されるのにこういった本当に大事なことは日本のメディアではほんとに小さくしか取り上げられません。いろんな意味で残念です。。