3月15日
今日は名古屋で今から講演です。
それに合わせて、先日紹介した樹脂窓を外部足場なしで安く、ヒートブリッジもなく取り付ける工法の見学に来ました。
先日紹介した際に「発泡工法の間違いでは?」というコメントをいただきましたが、施工時に使う用具が発砲する形状なので
これにて間違いないそうです。発泡剤を発砲するという紛らわしい状況なので工法の名前の変更を考えているそうです(笑)
これまで窓の断熱リフォームというと内窓が一般的でした。外壁をやりかえる場合には新築用の窓に交換することもできますが、なかなかそこまで至る方は少数です。
そこで最近乾式のカバー工法も出てきてますが、いかんせん高価なため全然普及していない状況です。
内窓は安くて暖かくなるのですが、外窓の内側表面の結露が消しきれないこと。窓を二回開ける必要があること、そもそも外窓にガタが来ている場合にどうしようもないことがクリアできない問題を抱えていました。
今回の発砲工法はこれら全ての問題を解決できる工法だと思いました。
・足場がいらない
・施工が極めて簡単なのに断熱性、気密性に関しても非常に高い。ウレタン自身の熱伝導率は0.020とネオマフォーム同等、しかも非常に固くなる上4辺完全固定なので、むしろビス止めより丈夫なくらい
・安い!!だいたいですが、35坪くらいの住宅で全ての窓を入れ替えて100万ちょっとで納まりそうです。
・沖縄で発明された工法なので沖縄で普及が先行している。風速70mにも耐えている。
・RC造、鉄骨造の場合、溶接なしでも施工できる。しかも安価な木造用の樹脂サッシを簡単に転用できる。
・2019年には防火にも対応出来る予定
等々、本当に凄いのですが、今までほとんど業界紙で紹介されていなかったこともあり、窓マニアの私ですら知らない工法でした。これから高断熱リフォームの時代は確実にやってきます。その際、真っ先に手を打たねばならないのが窓ですが、これはその核になる工法だと思いました。
また一度どこかで集合して見学させていただく企画を組みたいと思います。