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耐震等級3にしない会社が多いのは単純に社内で許容応力度計算ができるスタッフがいないから。

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1月6日
耐震等級3にしない会社が多いのは単純に社内で許容応力度計算ができるスタッフがいないから。
外注すれば15万程度かかるのがもったいと思うから。外注するのに時間がかかるから。
という全て業者側の論理ばかりだと思います。
そこで耐震等級1とか2で建てて、大震災が来たら地震保険でカバーするという手法の金銭的価値がどんなものだろうかと調べてみました。
http://www.ms-ins.com/personal/kasai/jishin/example.html…
建物2500万円、家財道具200万円という設定で年間の保険料はほぼ4万円、10年で40万円、一般的なローン期間である30年で考えれば120万円となる。
元になる耐震等級は各社バラバラですが、どの会社であっても
40万もあれば耐震等級3にすることはだいたいできると思います。ましてや120万もあれば絶対余裕で可能です。
これ住宅業界以外ではあまり見られないいわゆる「市場の歪み」というやつです。
絶対に耐震等級3で建てた方が得なのにそれをやっている人がほとんどいないという現象です。
投資の世界であれば、このような市場の歪みがあれば0.01秒以下で裁定取引が行われてそのような歪みはなくなってしまうところです。
住宅実務者の皆さん、自分の面倒さにかまけてこれ以上任意保険なしで車を運転させるような耐震性が低い住宅を販売するのはやめませんか??

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