1. HOME
  2. ブログ
  3. 北欧諸国が世界幸福度ランキングでトップにいる理由

北欧諸国が世界幸福度ランキングでトップにいる理由

Facebook にシェア
Pocket

北欧諸国が世界幸福度ランキングでトップにいる理由
前々から「最も幸福に暮らせる国はどこだろう?」
という興味があったのでマスコミでちょくちょくみかける
「幸福度ランキング」的なものは注意してみていました。
主なランキングとして
アメリカのギャラップ社のランキング
レスター大学のランキング
マニアックなものではレガタム研究所というところのものがあります。
この結果は皆さん結構知ってらっしゃるかと思いますが
ギャラップ社(2010年)
1位デンマーク
2位フィンランド
3位ノルウェー
4位スウェーデンとオランダ
6位ニュージーランド
14位アメリカ
8位オーストラリア
56位韓国
81位日本
レスター大学(2006年)
1位デンマーク
6位フィンランド
7位スウェーデン
18位ニュージーランド
19位ノルウェー
23位アメリカ
82位中国
90位日本
レガタム研究所(2011年)
1位ノルウェー
2位デンマーク
3位オーストラリア
4位ニュージーランド
5位スウェーデン
7位フィンランド
10位アメリカ
21位日本
主だった国しか書いていないのですが、日本の幸福度の低さと
北欧諸国の高さが際立っていること、オセアニア諸国も北欧に続いて
幸福度が高いことが読み取れると思います。
北欧の幸福度が高い理由をこれまで私は「社会制度が充実しているから」
ということが主因だとばかり思い込んでいました。
しかし、同じように北欧の高い幸福度に興味をいだいた作家の
本田直之さんは北欧諸国、そしてオセアニアを実際に調査してまわり、
その結果を本にまとめておられました。まさに私が知りたかったことなので
この本を存在を知った瞬間に速攻で注文し、その日のうちに読んでしまいました。
それが「Less is more 自由に生きるために幸せについて考えてみた」です。
http://www.amazon.co.jp/LESS-IS-MORE-%E8%87%AA%E7%94%B1%E3%81%AB%E7%94%9F%E3%81%8D%E3%82%8B%E3%81%9F%E3%82%81%E3%81%AB%E3%80%81%E5%B9%B8%E3%81%9B%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6%E8%80%83%E3%81%88%E3%81%A6%E3%81%BF%E3%81%9F%E3%80%82-%E6%9C%AC%E7%94%B0/dp/4478014701
なお、この本の内容の概略がネットでも著者自ら6回に分けてまとめられています。本を買わない
方はこのネットの概略だけでも読んでみることをオススメします。
http://diamond.jp/articles/-/19942
これらの国の社会制度が優れていることは言うまでもありませんが、実はそれだけではないことが
この本の内容からわかってきます。題目にもあるとおり
「Less is more」
「見た目は質素でも中身は豊かであること」
が各国、特に3つのランキングの総合計でも最も幸福度が高いデンマークにおいては顕著であるという事実が
浮かび上がります。
デンマーク人ならだれでも知っている考え方に
「ヤンテロ-(ヤンテの掟)」というものがあるそうです。
まず読んでみて下さい。
1 自分が特別だと思い上がるなかれ。
2 自分が人より善良だと思うなかれ。
3 自分が人より賢いと思うなかれ
4 自分が優秀だと自惚れるなかれ。
5 自分が人より知識豊富だと思うなかれ。
6 自分以上の人間はいないと思うなかれ。
7 自分が何でもできると思うなかれ。
8 他人を笑うなかれ。
9 他人のやさしさに期待するなかれ。
10 他人に何かを教えられると過信するなかれ。
デンマーク人は全体的にこういった思想が根本にあるそうです。
これを見た瞬間、祖父母の世代の日本人なら誰もが身につけていた
ことだと思いました。実際、祖父母を見ていると、戦争でものすごく苦労し
物質的にも決して豊かなわけではなかったと思いますが、現代人よりも
朗らかな顔をして、幸せそうな人が多いように思います。
著者はこれらを総合して「身の丈を知る」ということばをあてがっていますが
私としてはそれと同時に「足るを知る」という言葉が思い浮かびました。
私のように英語もろくに喋れない純日本人としては白人=アメリカ人的な
潜在意識がどこかにあったのでしょう。この文章を見たときはかなり意外な
気がしました。
これと真逆なのがアメリカのセレブリティの世界ではないかと思います。
私は洋画ドラマが好きでよく見るのですが、ほとんどがアメリカのドラマです。
ものすごく恵まれているのに誰も幸せに見えない話が多いのがアメリカドラマには
多いように思います。
北欧諸国では物質的なモノから幸せを得るという時期を脱し
精神的・経験的なものから幸せを得る時代に移行しているようです。
これは発展していく上でどこの国でも経験する過程なのかもしれません。
北欧はすでにそこを通過し、日本は通過途上、中国などはまだまだモノが
すべて・・・。そう考えると納得がいきます。著者いわくものに固執しない
「草食系」は当然の流れであり、避難されるべきものではないとのこと。そう言われれば
そうかもしれません。
あと、個人的に非常に気になったのが幸福感が高い国では衣食住のうち優先順位が
住→食→衣となっているということです。
ドイツでもこれは感じましたが日本では衣→食→住、もしくは食→衣→住
となっているのが一般的ではないかと思います
北欧諸国では家で暮らす時間も長いため家はただの箱ではなく
「ライフスタイルを充実させるためのプラットフォーム」なんだそうです。
どうりで、あちらの住宅は熱環境も含めて本当に快適なわけです。
最後に、著者が自分で考えた「新しい幸せ10の条件」というのがあるので
書いておきます。
1 仕事を楽しんでいる
2 いい仲間、いい家族がいる
3 経済的に安定している
4 精神的・肉体的に健康である
5 刺激のある趣味やライフスタイルを持っている
6 時間を自分でコントロールできると感じている
7 住む場所をしっかり選んでいる
8 いい考え方のクセを持っている
9 将来の見通しが立っている
10 ゴールに向かっている感覚を持つ
何個当てはまっているでしょうか?

関連記事

著書紹介

過去の記事