東京大学前研究室に行ってきました!!
東京大学前研究室に行ってきました!!
昨日もホテルに変えるのが遅かったので、今日のブログ更新です。
昨日は朝一から新幹線で東京に移動し、10時半に東京大学で待ち合わせでした。
工学部一号館にある前真之准教授の研究室を訪れるためでした。
研究室前までいくと、日経ホームビルダーとケンプラッツの記者さん2名も
到着していました。
先日ちょっとだけ書いた、私の連載記事の助っ人は東京大学前研究室だったのです!!
東大の中に入るのははじめてだったのですが、やはり日本最高学府だけあったものすごい
歴史を感じました。
また、私も九州大学で熱環境工学を選考していたのですが、実験棟の規模、数
そして、実験機器の多さ、実験室の広さ等全くもってレベルが違いました。
もともと旧帝国大学は他大学に比べて予算がつきやすいとはよくいいますが、
同じ旧帝国大学でもこんなに違うのか?と思うほどの差でした。
おそらく、大学による力だけではなく、前先生自体が非常に実務とリンクした研究が
多いこともあり、研究予算がつきやすいのかもしれません。前先生の頭脳、
あれだけの実験棟と、計測機器、そしてまじめで優秀な学生・・・
やはり前研究室のポテンシャルは驚くほど高いです。
前先生のお計らいで大学院生の学生さん4名ともお話できたのですが
そのうち2名が組織設計事務所と、アトリエ系設計事務所に内定されていました。
私の頃の九州大学の熱環境の研究室から意匠系に進んだ人間は記憶にあるかぎり
あとにも先にも3年づつくらいは私くらいしかいなかったものです。ほとんどが
スーパーゼネコンの設備部か地方公務員になっていたように思います。
そう考えると、前研究室の学生の多様性を垣間見た気がしました。
東大の中で前先生が昼食を御馳走してくださったのですが、これまた
ここ3,4年で建てられたという非常におしゃれなレストランでした。外国の方が
来られた時に案内するために作られたそうですが、このレストランと言い
学内のスターバックスといい、私が大学生の頃とは全くもって違う景色が
広がっていました。
また、学生たちによる作品展示も見せてもらいました。私達が学生の頃に比べ
パソコンやコンピューターグラフィックの性能が格段に上がっていることもあり
プレゼンのレベルは桁違いに上がっていました。それだけならそれほど驚かないのですが
意匠系ではない、環境系の学生によるプレゼンもかなりレベルが高いことに驚かされました。
一昔前までは、構造や設備に行く人はこういうのが苦手だからそっちにいくということが
非常に多かったからです。
最後に、前研究室の横にいらっしゃる坂本雄三前教授の後任になられた赤司教授に
久しぶりに挨拶させていただきました。赤司教授は私が九州大学にいたころ、助教授として
指導してくださった先生です。20年近い月日を経て、東京大学のトップにまで上り詰められて
います。ものすごく、時間の流れを感じました。
昼からは有楽町まで移動し、高性能窓を作る協会をつくろうという集まりに呼ばれて参加
しました。参加者には某サッシメーカーを含め、西方先生、オーガニックスタジオ新潟の相模さん
など、高断熱住宅の世界では名を馳せている人たちが参加していました。
それに、本当はみかんぐみの竹内先生も参加される予定でした。
ということで、夕方にミーティングは終了しましたが、そこから懇親会が2次会まで続いたので
ホテルに帰るのが遅くなったというわけです。非常に刺激の多い1日でした。