近所の安藤忠雄住宅がわずか9年で解体されています・・・
うちの家のすぐ近所に安藤忠雄氏が設計した超有名住宅「4×4の家」が
2棟建っています。西側にあるコンクリート造が2003年、東側にある木造が2005年に建てられました。
詳しくは下記ページを御覧ください。
http://www.hetgallery.com/4m-tarumi-ando.html
この建物、建設時の様子がNHKでスペシャルが組まれるほどの注目を受けましたが、
新しい木造の方が10年を待たずして解体に至ったのは本当に驚かされました。
つい1週間ほど前の写真がこれです。
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昨晩現在でいうと、もう足場以外跡形もなくなってしまっていました・・・。
たった9年で解体されるというのは
どう考えても、資源とお金の無駄遣いです。
構造や、熱や防湿対策がしっかりできていない住宅の寿命というのは本当に
可哀想なくらい短いです。我々の世界で監督さんが冗談交じりに
「大道具(芝居で使う)やないんやから・・・」といいますが、本当に長年の耐久性の
ことなど無視しているとしか考えられないような住宅がたくさんあります。
当社の設計においても、耐久性の部分は今までも気を使ってきましたが、
今後更にこの部分を伸ばすべく見えない部分に改良を重ねています。
また、発表出来る段階にありませんが、時期が来たら発表していきたいと思います。
※7月11日現在で最新の情報が入りました。
この家に入ったこともある知人からの話では
「その家を引き継がれた方が必要ないということで解体になったようです。」
とのことでした。