車の自動運転に関する記事を見て思うこと
最近新聞を読んでいると車の自動運転に関する記事をよく見かけます。
グーグルをはじめ、国産メーカーもちゃくちゃくと開発を進めている
ようです。
ここでまず思うことがあります。
「自動運転に任せる気持ちになれるのは国産車しかないだろうな」
ということです。
一度でも外車に乗ったことがある方なら、国産車とは比較にならないほど
壊れることをよくご存知かと思います。外車の信頼性で自動運転をさせたら
どんなことになるのか?特に電気系統が弱いだけに考えるだけでもヒヤッと
させられます。
とはいえ、自動運転が実現すれば交通事故の大幅削減、全体としての
燃料節減には大きく貢献すると思います。いくら低燃費な車を作っても
運転する人によって燃費は大きく異なります。クルーズコントロールを
使ったことのある方なら自動運転の燃費の良さはよく知っているとおもいます。
あれのさらに低燃費バージョンと考えればいかに凄いか想像できます。
今は自動運転だけでなく、トヨタやホンダなんかはカーナビのデータを
一旦ネットで本社に送り、膨大なビッグデータの中から最適ルートを計算
するようになってきています。自動車の燃費は0.1kmあげるだけでも
大変なことだと思いますが、運転の仕方であったり、渋滞を避けたり、実質的に
走行時間が短くなることによる省エネ効果はハードによる低燃費化をはるかに
超える効果をもたらすと思います。
将来的にはSMS等も連携したカーシェアリングや相乗り制度なども不可能では
ないと思います。こうやって考えると、交通機関の省エネ化はまだまだものすごく
おおきな余地を残していると思います。
こういったことは船の世界でも起こっているようです。積み荷を空で運行することがないよう
ビッグデータを使って運行状況を管理するシステムが徐々に実用化されているようです。
住宅でもこういうことをやろうとしているのがHEMSですが、残念ながら住宅の場合
車や船ほど大きな効果は望めません。にも関わらず、交通機関の効率化以上に
派手に宣伝広告が行われています。日本の住宅の場合はソフトの効率化の前にハードが
あまりにもお粗末なのですが、おかしな現象がまかり通っています。