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平屋の激増により窓の出荷数が減っているそうです。

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数年前から住宅業界ではやたら「平屋」というのが流行り始めていました。一般の方も平屋へのあこがれは強いものの、いざ平屋を建てようとすると「広い敷地がいる」「工事費があがる」「仮に敷地に入ったとしても庭が狭くなる」といった理由で諦めた方も多かったのがこれまでの歴史です。

ただ、田舎は土地が恐ろしく広くて安いです。それに加えてローコストビルダーという組み合わせによって平屋の激増が発生したのだと推測しています。

某窓メーカーの方と話をしていると去年の10月くらいから全国的に住宅着工棟数が激減しているとのこと。特に東北エリアの減り方は本当に厳しいものがあるそうです。数年前から予測されていた住宅着工棟数の削減がすでにスタートしているのかもしれません。

それに輪をかけてきついのが

「平屋が増えたことによって一棟あたりの窓使用量が減っていること」

だそうです。

松尾設計室でも今まで何棟か平屋を設計しました。しかしながら、それと同数くらい「平屋にしたいけれど上記の諸事情であきらめた」という方がいらっしゃいます。

そんな時おすすめしてるのが「ほぼ平屋」というものです。平屋のメリットはいろいろあると思いますが、個人的には

「子供が出ていって足腰も弱くなったとき1階で全ての生活が完結する」

これに尽きると思っています。10年くらい前に設計した「ほぼ平屋」の写真が下の写真です。

平屋の激増により窓の出荷数が減っているそうです。

であれば、子ども部屋だけを2階とし、2階にはトイレも設けない。これであれば予算的にも敷地的にもほとんどの方があきらめずに対応できます。個人的には平屋の次の流行(流行という言葉は好きではありませんが。。)はこの「ほぼ平屋」ではないかと考えています。

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