今日事務所に来てみると新建ハウジングの最新号が届いていました。
早速読みすすめていると、先日原稿締切があった記事が掲載されていました。
あまりにもバタバタしていたので、記憶から遠のいていたので新鮮でした。
今回は「松尾和也のエコハウス設計作法」ではなく
随分前から取り組んでいる滋賀県近江八幡市の小舟木エコ村に建築中の
ミネルギーPエコハウスの特集でした。
ミネルギーPエコというのは初めて聞く方が多いと思いますが
スイスの省エネ基準で最も厳しい基準です。
ミネルギー基準というのがスタンダードですが、それでも次世代なんかより
はるかに厳しいです。ミネルギー基準というのはドイツのパッシブハウス基準に
比べると、外皮性能は多少弱いですが、総一次エネルギーの縛りは逆にきつく
なっています。
そんなミネルギー基準において外皮性能をPすなわちパッシブハウスレベルまで
アップさせたものがミネルギーP基準となります。
そしてさらにエコを取得するには環境負荷の少ない建材の利用が求められます。
要するに基準が厳しいスイス本国においても最強最難関の基準を満たしている住宅
ということです。もちろんスタンダードのミネルギー基準も含めてスイス本国から
認定をいただける日本初の物件です。
今回このプロジェクトは実施設計は当社、計算等はチューリッヒ工科大学の
ヨーク博士、後藤さんが中心になって行われたコラボレーションプロジェクトです。
ずっと以前から何度か紹介させていただいているのですが、本当に七転び八起きといった
感じで、工程が大幅に遅れています。今現在基礎までは出来上がっているのですが・・・。
そんな状態ではありますが、なぜかメディアに取り上げてもらいました。
完成したら、「見たい」という方が非常に多いプロジェクトですが、上記のような
状態です。まだ完成が見えておりませんが、完成が見えてきたらブログ等で紹介させていただければ
と思います。