ベストセラー以外の本がその人の個性の素になる
昨日、一昨日と20名もの講演者による講演のうち半分近くの方の話を聞いた
ように思います。当然皆さん話が旨い方が多いわけですが、皆とは言いませんが
多くの方が大変な読書家であるように思います。
話す内容を聞いていると、その方の読書量というのが見えてくる気がします。
他人から「旨い」と言ってもらえるようになろうとする場合、3大要素があるように
思います。
たくさんのインプット(読書)があること。できれば、ひとつの論調に偏ることなく
反対側の視点も含めて幅広く読んでいることが望ましい。
ブログ等とにかく、文章をアウトプットし続けること。いくらインプットがあっても
やはり書き続けないと一部の天才を除けば文章はうまくならないように思います。
インプットができても、次の段階であるここができていない人が多いように思います。
最後に読む人(聞く人)のことを考えて書くこと。ためになること、意外なこと、面白いこと
等なんらかの読み手のメリットがなければ、読む方は関心が沸かないので当然面白く
ありません。
これらは万人に共通すると思いますが、その大前提としてその方の個性(キャラ)というものが
重要になってきます。ビジネスをやっている人間であれば、ベストセラーになるようなビジネス書は
九九のようなものです。しかしながら、経営者でもこのレベルが抑えられていない人がたくさんいます。
これができた後に書いてあることを忠実に実行する・・・・これができる人はさらに少なく、ここができないから
うまくいかない人が多いんだと思います。(話が脱線しました)
ベストセラーを読んでいることは当たり前として、他の人はまず読まないような本にこそその人独特の
個性や価値観が現れてくると最近強く思います。私個人でいえば、自動車工学、超弦理論、数学書
遺伝子工学、心理学、未来学、経済学、幸福学、健康関連・・・・こういった分野に関しては各分野少なくとも数十冊
多い分野は100冊を超える本を読んで来ました。活字中毒といえばそれまでですが、こういった本が私
独特の個性というものを形作っていると思っています。だから、先日も西方先生の事務所を訪れましたが
その方の書棚を見れば、その方の性格というか内面を垣間見ることができるような気がします。
皆さんは他の方が読まないようなどんな分野の本を読まれているでしょう?