日本初?スイス最高基準「ミネルギーPエコ住宅」の写真をアップしました!
日本初?スイス最高基準「ミネルギーPエコ住宅」の写真をアップしました!
今日も1日バタバタでした。仕事も忙しいのですが、まだ事務所増設の余波が残っており
それにも時間を取られてしまうからです。しかしながら、まだ残工事はあるものの、ものの
整理はほぼ終わりました。
明日以降は職人さんの残工事(照明と入口ドア)と、未着の物品のセッティング、及び物品設置のコーディネート
といったちょっとしたことばかりとなりました。
そんな、忙しい中でしたが、実は昨年完成していながら、ずっと写真をアップしていなかった
滋賀県近江八幡市の小舟木エコ村で設計した
ミネルギーPエコ住宅の写真をアップしました。
https://www.facebook.com/media/set/?set=a.614566875269306.1073741835.178046555588009&type=1
この住宅のことを最初にブログで紹介したのはかれこれ4年位前だったのではないかとおもいます。
今までも書いてきましたが、スイスのベンチャー企業が開発したまったく新しい工法を
ヨーロッパの最高学府であるスイス連邦工科大学のヨーク博士、及び東京大学の安藤研究室の
協力の元、プランニング、及び実施設計を私どもが担当させていただきました。
たった30坪ほどの住宅にこれほどの団体や人間が関わったプロジェクトは世界中探しても
そうはないであろうと思います。
このプロジェクトを進める中で本当に様々な問題が次々におそいかかってきました。
七転八起というよりは七転八倒の方が言い得て妙という感じでした。
ミネルギー基準というのはスイスの省エネ基準ですが、
Pがつくと外皮性能がドイツのパッシブ基準相当ということになり、より厳しい基準となります。
最後の「エコ」認定は化学薬品等の使用が厳しく制限されます。
ということなので、ミネルギーPエコ認定というのはおそらく今現在、世界で最も
厳しい基準であると思われます。
と言いながら、実はまだこの認定下りていないのです!?
ドイツのパッシブハウス認定でもそうですが、ヨーロッパでは
こういった認定が建てた後でも認定を受けることができます。
今現在も継続して審査が続いています。
大変残念なことですが、この工法を開発したベンチャー企業の社長
さんが、完成直後に病気を押して現地確認にやってこられましたが、
その直後に亡くなられてしまいました。
生きている間に、この非常に難しいプロジェクトをやり遂げたことは
本人にとって、非常にやりがいがあったということを奥様からの
伝言で伺いました。
この住宅には先日、来日された環境・省エネの世界の巨人
エイモリー・ロビンス博士も見学に来られました。
私もぜひ行ってお会いしたかったのですが、渡欧中で
どうしてもお会いすることができませんでした。
また、どこかの機会でこの住宅を紹介する機会ができれば
と思っております。まずは取り急ぎ写真だけ先に紹介させていただきました。