マンション買うなら南向き中間階の中部屋がオススメ!
今日は朝から宝塚F邸2世帯住宅の契約をしていただきました。
築70年くらいの住宅を解体しての大プロジェクトとなります。
それと同時並行で弟宅のマンションの見学会を行なっておりました。
同じマンションの方を中心にたくさんの方が来ていただいたそうです。
皆さん同じマンションだけに「こんなことができるんだ!」とかなり
テンションがあがっていたそうです。
弟夫婦も何軒か見た結果最終的にこのマンションを選んだわけですが、当然
アドバイスをしていました。
最初は立地やプラン、内装の好みだけで判断しようとしていました。その結果
下が駐車場になっている角部屋や、南に向いていない部屋、最上階等熱環境的に
悪条件の部屋を選ぼうとしていたこともありましたが、すべて止めました。
かなり予算をかけて、全ての石膏ボードをはがし、しかるべき断熱補強を行う
のであれば、悪条件の部屋を買ってもたいていの問題はクリアできると思います。
しかし、予算は非常に限られています。水回りとクロス、インナーサッシと床
の段差処理及び遮音に対応しながらの無垢フローリングをやるところで予算は
尽きてしまいます。
弟夫婦の場合、まだこれだけ予算をかけることができたのでいいですが、賃貸であったり
さらに予算をかけられない場合も多々あるかと思います。
そんな条件において、夏、冬ともに真っ当な涼しさ、暖かさを保ちながら結露と
できるだけ縁のない生活をおくるという最も基本的条件を満たそうと思うと
表題の条件は必須となってきます。強いていうなら、中間階というのに1階も含んで
いいと思います。
この条件のマンションは断熱仕様が低くても外皮に接する面積が少ないのでかなり
暖かく、東京大阪近辺であれば真冬でも朝起きたときの室温が17℃というパッシブ
ハウスクラスの熱環境もありえます。
しかし、一般的には窓がシングルガラスであることが多いので、床に冷気が溜まっている。
常に結露に悩まされるという問題は残ります。
これをだいたい解消するというレベルであれば超カンタンです。インナーサッシを設置
すればいいだけです。これで冷気の問題はほぼ無くなると思います。結露は完全とは言いませんが
かなりマシにはなるはずです。
この状態を実現出来れば、夏は南のバルコニーが適切な庇となり、東西に窓はありませんので
涼しい家にもなります。戸建ならかなりの費用がかかるところを、超ローコストで最高レベルの
温熱環境を実現することが可能です。
私個人的にはまともな温熱環境、そして内部結露が発生しないという真っ当な住宅を建てる
費用が捻出できないという場合は、病気になるかもしれないような低性能戸建て住宅を購入するより
今回のような選択肢を選ぶほうがはるかに賢いと思っています。異論はあるかと思いますが・・・