今回は「狭小地3階建インナーガレージ付」という極めて難しい条件における実例紹介です。いかに難しい条件であっても考え抜けばここまでやれるというひとつの参考例になるかと思います。
建築家、設計士というのはお施主様の要望、デザイン、法規、予算、断熱性、構造、隣家と太陽等々様々なことを同時に考える必要があります。そこに対して設計料という費用をいただくことができるわけですが、当然営業マンによるただの「間取り」と同レベルでしかなければ誰もわざわざ頼みに来られる方はいなくなってしまいます。
Youtubeという動画メディアを使うことで、どのような思考を経てこのような形が出来上がったのかということを非常に説明しやすくなりました。パッシブデザインの基本法則はほかの動画でお伝えしていますが、今回のように難しい条件になるほど基本法則が守れないことが多くなります。すべての法則を守れる住宅の方が少ないですが、できるだけ多くの基本法則を満たしながら全体のバランスを取っていく。その過程を感じて頂ければ幸いです。