オフグリッド住宅の蓄電池の経年劣化度合を見せてもらいました
オフグリッドという言葉はまだ一般的ではありません。これは太陽光と蓄電池をそれなりに設置することで電力会社とは契約せずに電気的に完全に自立した住宅を指します。
日本中を見渡してもまだこれをやられている住宅は100軒に満たないと予想しています。
そのうちの一軒、しかもすでに6年経過している住宅の詳細データをみせていただくことができました。
一番興味が高い「蓄電池はどの程度のスピードでどのくらい劣化するのか?」
ということですが、国産のリチウムイオン電池で6年で当初の88%に落ちていました。未使用の場合の劣化でも6年経つと97%になるらしいのでそれより9%ダウンということになります。この落ち方、直線的ではありませんでした。経過年数が新しいほど、遠方が激しく、6年目に近くなるほど水平に近いラインになっているようなグラフでした。私が見た感じでは15年経っても80%は十分超えているだろうなというラインでした。
もうひとつ興味深かったのが1年でもっとも蓄電池の残容量が不足するのが11月末であったということ。この住宅、ほとんどオール電化で我慢すること無く過ごされてるのでかなりの量の太陽光と蓄電池を設置されています。その状況においてもまだそれほど寒さが厳しくない11月末にほぼ毎年バッテリー残量が一番厳しい状況が来ているのがちょっと以外でした。「冬至に近いから」と説明されていましたが、冬至なら12月23日頃でかつ気温も11月末よりもっともっと低いです。よって考えられるのは11月末に曇りの日が多いのでは??ということくらいでした。
テスラの社員にも「今度こそパワーウォール2は春に発売されるんですよね!?」と念押ししたら「その予定です!」と断言してくださいました。
ドイツのゾンネンも参入してくることだし、大変革が始まろうとしています。