●豊中市M様邸●
ロックダウン中に家族でドイツに住みながらオンラインで打合せを重ねた住宅です。
当社に来られるお客様はこの方に限らず、海外在住経験が有る方が多いです。
一度家全体が温かい生活を体験してしまうと、それまでの日本の住宅には戻れないということから、
検索がはじまり、当社に至るという場合が多いようです。
ドイツに住まれていると濃いめの色使い、明るさを抑えた照明計画の住宅をよく見ます。
今回の住宅も確実にその影響を受けたと感じさせるテイストに仕上がっています。
リビングに隣接しながら、廊下・水廻りとも繋がっている和室は当社でよく行う設計です。
こうすると、非常に広く感じながらも将来和室を独立的に使うことも可能になります。
ただ、このプランにするとテレビの置き場所に困ることが多くなります。
テレビを設置するための背面壁が確保しにくいからです。
もちろんリビング北側に配置すれば比較的簡単なんですが、そうすると庭に背を向けることとなってしまいます。
それを回避するためにテレビを斜め配置とし、和室の側から配線が出来るような収納を設けています。
廊下が暗くならないようにリビングとの間の壁の上部をガラス張りにしたりする設計も取り入れました。
45坪と少し大き目の住宅ですが、床下エアコン1台で暖房、小屋裏エアコン1台で冷房を行います。
見学会の日も外気温は30℃を超え、総人数は20人近い瞬間もありましたが、室内はどこも26℃程度で一定でした。
以下のリンクからVR展示場にアクセスいただき、松尾設計室の家づくりをご覧ください。
https://matsuosekkei.com/works_vr/